<九州北部は今日も午前から猛暑>
— ウェザーニュース (@wni_jp) July 12, 2026
今日も西日本は晴れている所が多く、早い時間から気温が高くなっています。特に九州北部は暑さが厳しく、福岡市は10時過ぎに35℃に到達して三日連続の猛暑日となりました。
午後は危険な暑さとなるため、熱中症に最大限の警戒が必要です。https://t.co/uwing1WkaA pic.twitter.com/yZSeopD0qO
7月12日。午前中から灼熱の対応の日差しが博多の町に降りそそぎます。本日は15日のリハーサル的な位置になる大行事「追い山笠馴らし」が午後3時59分から始まります。15日とほぼ同じ形で行われるので、櫛田神社の清道ではテレビ生中継の準備などが大急ぎで行われていました。
追い山馴らしに備えて、下東町が清道旗を一旦下ろし、旗の先に付けた笹を付け替えて再度上げ直しました。
天気予報では福岡地方は38度以上の気温が予想されており、今日の見物については熱中症などの心配がかなり高まっています。神社の方も空を見上げて「見物される方の熱中症とか体調不良が心配ですね」とぽつり。神社の櫛田会館は救護対応の場として活用され、また今年は流を越えて体調不良者の救護に当たる「救護」腕章も導入。なるべくその状況にならない方がいいのですが、できる限りの準備は行いました。
時は一刻一刻と過ぎていき、山小屋の前では観光客がたくさん訪れていました。あまりにも暑いので、飾り山笠の前には氷柱鉄砲が置かれ、涼を感じさせていました。
各流でも追い山笠馴らしの準備が開始。櫛田神社の前の土居通りでは、各舁き山笠を留める場所の目印を、二番山笠の西流が取り付けて回ります。
追い山馴らしのルート上には、各流が勢い水がたっぷりはいったバケツを配置して回ります。今日のこの気温を考えると、舁き手に取ってはまさに”命の水”です。
この異常な暑さにより、普通だと11時ごろには場所取りの人多い土居通りですが、今年は異例のスロースタートになりました。
あまりの暑さに砂埃がもうもうと立つ清道。時折水がまかれましたが、すぐに蒸発していきます。少し風があったのは救いでした。
冷泉公園では、博多祇園山笠の公式サポート団体「讃合会」も追い山笠馴らしに備え準備開始。今年初めて参加するメンバーに、手拭の頭への巻き方や基本情報を説明します。
午後2時前になると、各流がスタート待機場所となる冷泉公園横を向けて各山小屋を次々舁き出します。
冷泉公園横の山列に入ると小休憩。各舁き山笠では記念写真の時間に。大変賑やかな時間が訪れます。
またあちらこちらでは山笠の舁き方を先輩が後輩たちにその技術を伝える光景も見られました。
先頭の中洲流では、道路をたっぷりと水で濡らし準備を始めます。あまりにも暑いので、この水を被りに来る舁き手の人達も多く訪れました。
八番山笠上川端通も二引の旗も上げ”完全体”に。その巨体は多くの人達を魅了します。
博多祇園山笠振興会の役員たちによる山見も行われ、次第に開始のスタートが増し始めます。
「オッショイ、オッショイ」各流の町は追い山笠に参加する挨拶を当番町に行う”手打ち”が始まりました。あちらこちらで各町が列を組んで自分達の舁き山笠前にあいさつに向かいます。
太鼓台に公式時計係である幸田時計店の方々が白装束姿で上り、時間の最終チェックを行います。
清道内には舁き手達が各ポジションごとに櫛田入りの際の再確認を行う光景が見られました。
時間は一番山笠の舁き出しとなる午後3時59分に向かって刻一刻と過ぎていき、男達の顔にも緊張が現れ始めます。
七番山笠・東流では、櫛田入りのスターティングメンバーを決める”棒競り”が開始。自分の肩の高さと気合を気迫と表情でPRします。
同じように後押しも櫛田入りの気迫を見せ、肩を叩かれるのを待ちます。
一番山笠・中洲流、緊張感あふれる表情でその時を待ちます。何度も何度も舁き棒に水をかけ、肩がしっかり棒に入る様にして回ります。
中洲流の先走りの子供達が出発。いよいよ舁き出し時間が迫りました。
台上がりは御神酒を口にし、無事奉納を祈願します。
台足が滑りやすくするため、入念に丹念に道路に水がまかれました。いよいよです・・・。
「5秒前!」のアナウンスから3回棒鼻が叩かれると、舁き山笠は一気にトップスピードへ。気合の方向と共に清道の中に駆け込んでいきます。
祝いめでたを舁き手、清道の男達、そして桟敷席の観客で歌上げると、再び山笠が持ち上げられ気合の声と共に一気に清道の外へ。太鼓が打ち鳴らされるのを背にし、博多の町へと飛び出していきました。
中洲流が博多の町へ飛び出していくと、他の流も5分おきに次々と櫛田入り。中洲流に続いて博多の町へ飛び出していきます。
櫛田神社を飛び出した各流は、灼熱の博多の町を勢い水を浴びながら縦横無尽に駆け巡ります。
一番最後を務める東流が廻り止めに到達。最後のコースタイムの札が掛かると歓声が上がりました。
今日の福岡市の最高気温は36.7度と、今年一番の暑さの追い山笠馴らしとなりました。山笠ナビのメンバーも汗だくで「過去一暑かった・・・」とポツリ。
舁き山笠は山小屋に戻り、明日の集団山笠見せに備えます。今日の山舁きで得た知見と情報は各流れの各ポジションで共有され、15日はきれいで速い山舁きが奉納できるよう、流が一丸となって突き進みます。
・中洲流 35秒56
・西流 30秒98
・千代流 32秒19
・恵比須流 34秒65
・土居流 36秒97
・大黒流 37秒54
・東流 32秒74
・上川端通 64秒89
・中洲流 29分45秒
・西流 27分59秒
・千代流 26分47秒
・恵比須流 28分58秒
・土居流 27分38秒
・大黒流 27分34秒
・東流 26分12秒