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大黒流が棒締めと試し舁きを行いました

梅雨が明けてから暑い日が続く博多の町。本日も朝から強い日差しが降り注ぐ一日となりました。西流、恵比須流、土居流では朝から山小屋建設が行われ、今週末の舁き山笠飾付けに向けて作業が急ピッチで行われていました。

七番山笠・大黒流では、本日早朝より棒締めを開始。午前8時から当番町の男たちと山大工が棒締めの準備を開始しました。

棒締めは順調に進み、午前11時半には最後の舁き棒に縄を掛けて山笠台に締めあげていきました。

山小屋の前のテントでは、近所の保育園の子供が見学に来ており、時折「おいさーおいさー」と掛け声を掛けて棒締めを楽しんでいました。

最後の一巻きを締め終わると、当番町の男たちが綱引きの要領で縄を思いっきり引っ張り最後の一締めを行いました。

棒締めが終ると、山大工は山笠台の「への字」と呼ばれる部分に針金を掛けていきます。

そして、舁き棒の一番棒の鼻冠に縄を通し、山大工が鼻縄を取り付けていきました。

最後に枝折(天板)を台の乗せたら、今年の大黒流の山笠台が完成です。

いよいよ試し舁き。当番町の男達は、走るルートや気を付けることを確認し合います。

道路には勢い水が撒かれていきます。水が道路にはじけ蒸発していくと共に、焼けたアスファルトの独特の匂いがブワッと立ちあがりました。

新島総務が山笠台に上がり、試し舁きの準備が揃います。

町の道には当番町の男たちが散って交通整理を行います。今年の山笠の様子を見にきた他町の男達も、スマートフォンを構えて試し舁きのスタートを待っています。

「3分前!」。スタートのアナウンスが叫ばれると、表と見送りに緊張感が走ります。一年ぶりの舁き棒の感触を肩に感じながら、その時が来るのを待ちます。

ドン!と舁き出しを知らせる太鼓が打ち鳴らされると同時に、「ィヤーーッ!」の声と共に山笠台が男達に抱え上げられ、山小屋を飛び出していきました。

辻で180度引き回された山笠台は、勢いを上げて逆方向の辻の方向へ向かいます。

山小屋の下を通過して逆側の辻の前で引き回れた後、山小屋に戻ってきて山笠台は据えられました。

試し舁きが終わったのはお昼時。見学していた保育園の子供達は帰る前に「ありがとーございましたっ!」と元気に挨拶。当番町の男がにこやかに「楽しかった?」と聞いたら、元気に「うん」と答えていました。

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