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飾り付け作業が本格化! 博多リバレインの飾り山笠が飾り付けを行いました

博多祇園山笠まであと4日。あと4日です。各飾り山笠では飾り付けが本格的に開始。人形師が腕によりを掛けて作り上げた飾りを山笠に飾りつけています。

十番山笠・博多駅商店連合会は昨日26日より飾付けを開始。まずは見送りの『ワンピース』が西川直樹人形師の指示で飾りつけられました。

本日27日は表側の飾り付けが行われました。午前8時より巨大な山小屋の幕が降ろされ、田中勇人形師や山大工らが飾り付けの準備を行います。

博多駅の巨大な飾り山笠に田中人形師が山笠の下から指示を出し飾り付けが行われ、予定通り夕方に全ての飾り付けが終わりました。

渡辺通り一丁目の飾り山笠は飾り付けが終了。幕が掛けられ7月1日からの一般公開の時を待ちます。

福岡ドームの飾り山笠も飾り付け開始。

ソラリアの飾り山笠も飾り付け開始。

新天町の飾り山笠は昨日棒締めを行い飾り付けの準備が整いました。

キャナルシティ博多の飾り山笠も明日から飾り付け。その時を待ちます。

飾り山笠だけではありません。博多の町では山笠開幕に合わせて、各地で急ピッチで準備が進んでいます。本日、櫛田神社前の土居通りでは、山笠突入を前に沿道のイチョウの木が剪定されていました。

櫛田神社には山笠行事を案内する看板が立てかけられ、神社のへいには協賛雪洞が掛けられました。本日は境内側にも雪洞が掛けられていきました。

大黒流では山小屋建設が行われており、山小屋が道路上にその姿を現しました。

各所で飾り付けや祭りの準備が行われている中、午前中に衝撃的なニュースが舞い込みます。

『九州北部地方、本日梅雨明け』

気象台は九州北部地方・九州南部・中国地方・四国地方・近畿地方の梅雨明けを発表。これは気象庁が統計を取り始めてから最も早い梅雨明けで、去年より20日早く、平年より22日早い梅雨明けです。また、梅雨入りは6月8日だったため梅雨の期間はわずか19日。過去最も短い梅雨ということになりました。

博多には『山笠が終ると夏が来る』という言葉がある通り梅雨明けは大体7月15日以降になることが多いため、九州北部、とりわけ博多の人達には『山笠が終わってないのに梅雨が明けた』『そもそも山笠始まってない』と、このニュースは衝撃を与えました。参加者の人も『今年の山笠はつらそうだなあ・・・』と苦笑いする人が多くいました。

梅雨明けした博多の空は、気持ちの良いぐらいな真っ青な空が広がっていました。

十五番山笠・博多リバレインは本日26日より飾付けを行いました。午前8時半過ぎに人形師や当番法被に身を包んだ参加者、山大工らが集まり、飾り付けの準備を開始しました。

まずは、博多リバレインに参加している男達が輪になり、山本総務が「いよいよ飾り付けです。何より安全第一で頑張りましょう」と挨拶を行いました。

山大工らも安全を期するためフルハーネスを装着し、高所での作業に供えます。

リバレインの男達は、前日に搬入し倉庫で保管してい山笠飾りを一つ一つ運び出してきます。

博多リバレインの飾り山笠の製作を担当する大ベテランの生野四郎人形師。運び出されてきた飾りの細かいチェックを行って回ります。

飾り山笠の人形も次々と運び込まれてきます。まだ飾り付け前なので、人形の顔にはビニールが掛けられた状態です。生野人形師らは、運び込まれた人形や飾りから次々とビニールを取り外していきます。

生野人形師はビニールが外された人形に刀や槍などの手に持たせる道具を次々と取り付けて固定していきます。手伝いに入っている永野繁大人形師も手早く人形に刀を持たせていきます。

山大工らは人形の背中に付けられた針金の輪に、針金を取り付けていきます。山笠の上に人形を据えた際、この針金を引っ張って人形の角度を付けていくのです。

生野人形師の真骨頂である武者人形。カッと見据える目力、作り込まれた鎧や小道具。全て人形師が心血注いで作り上げた逸品です。

準備を終えると飾り付け開始。まずは三神額の天神が矢切の上にあげられ、館や人形が次々と上げられていきました。

梅雨明け宣言が出た午前中のうちに主な大きな飾りを上げた博多リバレイン。午後からは小さな飾りを次々と上げていきます。

梅雨明けしたまぶしい日差しの下、生野人形師のアドバイスや飾り付け意図を受けて、永野人形師がマイクを使って飾り付けの指示を出していきます。

飾り山笠は山笠を下から見上げて見物するので、人形師は人形の角度を少し下に向けて飾り付けを行います。

宮本武蔵が櫂を手に跳躍して佐々木小次郎に飛び掛かる姿。武蔵が飾りを見ている人の方に顔を向けて飛び出してきそうな迫力あるのですが・・・

このように背中に跳木を渡して飾りの前面に大きく突き出し、準備の時に付けていた足に付けた針金を引っ張って角度を付けています。この突き出し具合、角度などは人形師がイメージした物。人形師のリクエストに山大工が応えた協力態勢が、飾り山笠の魅力を作り出してきます。

建物側の側面に大きな館が上げられていくと、後ろに下がるスペースがないため永野人形師が大急ぎでエスカレーターに飛び乗って2階に上がり、2階から飾りの位置を確認。2階から間近に飾りを見ることが出来るのがリバレインの飾り山笠の面白い所です。

博多リバレインの飾付けは明日28日まで予定されており、明日は仕上げの作業に入ります。

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