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中洲流が棒洗い、千代流・上川端通・川端中央街が棒締めを行いました & 山笠参加者に向けてAED講習が行われました

今年の梅雨の最後のぐずつきでしょうか。今にも泣き出しそうなどんよりとした雲の下、今月4回目の日曜日。今週半ばから飾り山笠の飾付けも始まります。いよいよ山笠準備期間もラストスパート。各流の準備もラストスパートに入りました。

二番山笠・中洲流は本日棒洗いの神事を執り行いました。朝8時からの神事のために、1時間も前から集まり折り目正しく神事が始まる定刻を待ちます。

とはいえ、神事までは和やかなムード。海を眺めたり、舁き棒に刻まれた銘を見て「平成8年の棒だ・・・誰か平成8年の生まれのやついたっけ?」と確認し合ったりするなどしていました。

午前8時丁度、時計の針を確認して中洲流の棒洗いの神事が始まりました。

櫛田神社の神職が舁き棒、棒を洗う海水や道具、そして参加者を祓い清めると、浄め祓いとして棒洗いが始まりました。

今村総務もタワシ代わりの束ねた縄を手に、舁き棒に付いた埃や汚れを洗い落としていきます。当番町全員が縄のタワシで6本の棒を海水で洗い清めた後、真水ですすぎあげました。

最後に今村総務が祭壇に玉串を奉納し、棒洗いに参加した者みんなで無事奉納を祈願し、神事はつつがなく終了しました。

洗い終わった舁き棒は水気をふき取り再びトラックへ。洗い清めた舁き棒を山笠台に縛り付ける棒締めの行事は今週半ばを予定。飾り山笠・舁き山笠の一般公開に向けて一気に動き出します。

本日6月22日は、川端商店街では八番山笠・上川端通と十二番山笠・川端中央街が作業を開始。商店街を横切る道を挟んで、それぞれ準備を行いました。

川端中央街は午前9時より小屋入りの神事を行うため、早朝から男達が神事の準備を行いました。

山小屋を建てる場所に飾り山笠に使う道具が、神事で祓い清めるため、きれいにまとめて並べられました。

午前9時、神事が始まります。櫛田神社の神職が参加者を祓い清めて、祝詞の奏上を行います。

浄め祓いの儀では、神職が山笠台の表と見送りをそれぞれ祓い、道具にも切幣を撒いて無事奉納を祈願しました。

最後に竹ヶ原総務が玉串を奉納し、皆で二礼二拍手一礼を行い、飾り山笠の無事奉納を祈願しました。

一方、同時刻、商店街を横断する道路を挟んだ向こう側では、上川端通が棒締めを行います。棒締め前に長﨑総務が挨拶を行い、棒締めを開始しました。

日曜の午前9時は、商店街のお店もまだほぼ開いておらず、人気が少ないない時間帯です。人気が少ない商店街に「棒締めた!」の掛け声と、縄を叩く木槌の音が響き渡ります。

棒締めは山大工と若い人たちに任せ、ベテランの先輩達は山笠の運行で役割を示すタスキ、通称『ねじねじ』を作っていきます。

時間が午前10時を越えると、お店がオープンし商店街にはぐっと人通りが多くなります。買い物客や旅行客が通る商店街に、上川端通は棒締めの音を鳴り響かせます。

小屋入りを終えた川端中央街も、神事の後片付けを行ったらすぐに棒締めを始めました。

上川端通と川端中央街が棒締めを行っている頃、博多区千代5丁目にある千代流の山小屋でも棒締めが行われていました。山小屋の周囲には、各町から集まった参加者が棒締めが終るのを今や遅しと待っていました。

当番町と山大工が真っ白な縄を山笠台と舁き棒に掛け、台に舁き棒を締めあげて固定していきます。

棒締めが終ると、すぐに片付けを行い、山笠台に枝折(天板)を乗せ、舁き縄を表・見送りそれぞれに掛けていきます。いよいよ、千代流の試し舁きが始まります。

山笠台が山小屋前に引き出されると、その他の参加者たちはスペースを開けて、先のコースで待機するなど試し舁きの準備に入ります。

当番町を中心に山笠台の棒に付き、まだ飾りが付いていない出来上がったばかりの山笠台に古田総務らが台上がりしました。

「3分前!」からの恒例のカウントダウン。今年初めて舁き棒に肩を入れた男達の顔に緊張と興奮が溢れます。

「1分前!」のアナウンスが流れると、古田総務が「祝いめでたぁの~」と祝いめでたを謡いだし、皆で合唱しながら山を揺らしつつゆっくりと前進するという、千代流の山舁きの習わしが始まります。「ショーンガネー」と最後の歌詞を謡い終わると、「ィヤアアアアア!」と気合の声が爆発すると、山笠台が一気に走り出しました。

試し舁きは棒を付けた山笠台のうがいを確認するために当番町の町内を一周するという短い距離の行事ですが、一年ぶりの山舁きとだけあって「オイサ」の声を響かせて多くの参加者が奔流の如く走ります。

町内を駆け抜けた山笠台は山小屋で手一本が入れられ、千代流の棒締めから続いた試し舁きが終了。皆晴れやかな顔で試し舁きを終えました。

各流の行事以外でも、博多の色んな所では祭りの準備が進んでいます。

博多リバレインの山笠台に矢切(飾り山笠の骨組み)が立ち、後は飾り付けを待つだけとなりました。

各町では舁き縄を作る「縄ない」も行われています。恵比須流の下金屋町でも参加者がワラを撚って舁き縄作りを行っていました。縄を撚ってる人に「ナビさんに写真載るから真剣な表情を作って!」などの野次が飛び、笑顔が絶えません。「あの背中、なにか物語ってるでしょ? 写真を使ってあげてください」という事で掲載してみました。いかがでしょうか?

地下鉄などの駅には、博多祇園山笠のフリーガイドブックが配布が開始。この無料のガイドブックは、毎年この時期より配布が始まっており、本日櫛田神社前駅で発見しました。今年の標題や山小屋の場所、舁き出し時間、山笠用語の解説などが掲載されております。各駅や観光案内所などでも手に入れることが出来ますので、是非入手してみてはいかがでしょうか。

台足に筆耕を行った上川端通は、午後からは山笠台に矢切を立てる作業に入ります。

午後1時、クレーン車を商店街に入れ、八番山笠特製の上下に伸縮する「からくり矢切」を山笠台とドッキングさせます。

無事山笠台と合体させることができたら、伸縮させる機構の設定です。今年は伸縮機構をよりよくするための手を加えたとのこと。各所を念入りに確認し、スイッチを入れます。

巻き上げられていくワイヤーともに、矢切が二段目、三段目と上がり、最後に二引の旗がスーッと上がりました。伸縮テストのため、開けた商店街の天井から突き出した二引の旗が風邪を受けてはためきます。機構の具合は上々のようです。

棒締めを終えた川端中央街も、矢切を山笠台に作り上げていました。こちらも飾り付けの準備が着々と進められていました。

午後1時から櫛田神社の櫛田会館にて、山笠参加者対象のAED講習が行われました。近年の気候の変化などで体調を崩す人もおり、「安全安心の祭り」をテーマに掲げる博多祇園山笠としては参加者の命を守るため、講習会を開きました。参加者は各流から衛生や当番町から選ばれた3名、合計24名が参加しました。

福岡市によると、今年の7月12日の追い山笠馴らし、13日の集団山笠見せ、15日の追い山笠において、コース4箇所にAED担当者を配置、AEDも20箇所前後(※行事のコース距離によって差があり)に配置する予定にしています。

講習を行うのは、土居流にも参加している救急科専門医でもある白井善太郎氏ら7名。中には粕屋郡消防本部から参加してくれた現役の救急医も参加して講習を行います。講習はスライドと実演を交えながら、心肺救急蘇生法、AED機器の使い方を実際に行って学びます。

まずは、蘇生法までの流れを学び、119番通報とAED担当者の依頼をお願いした後、いわゆる「心臓マッサージ」を継続して行う事が説明されました。「1分の間に100回」「胸骨の下辺り」を「真っすぐに」「5cm」押し下げ「元に戻す」、これを繰り返す。文字にしたら簡単に見える内容ですが、「簡単に見えますが汗だくになります」と説明されたとおり、大変力のいる内容で、そして人の生死が掛かった局面という大切な作業となります。講習参加者もメトロノームに合わせて、真剣な表情で人形の胸を押し続けます。

続いてAED機器の使い方が説明されます。AED(自動体外式除細動器)は、心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。白井医師らが、使い方の説明や使用時の注意点を実演を交えて説明を行いました。

講習参加者も、AED機器を扱って実際に体験。先ほど学んだ心肺蘇生法と併せて、実際に起き得る状況を想定しつつ交代しながら心肺蘇生法とAEDの使い方を学びました。

各流の場には、救護の講師らが入って練習の内容を確認したり、参加者の質問に答えたり、過去の事例などを上げて解説したりして、緊急時の対応の知識と技術を深めていきました。

講習の最後に救護講師の方が参加者に向けて「このような緊急な事に遭遇した時は、知らぬ顔をせずに必ず立ち止まって協力してください。救護の私たちが来るまで必ず持たせてください。そして山笠を守りましょう」と語りかけ、講習は終了しました。

救護医師から「ぜひこの救急時の心肺蘇生の対応ををもっと広く知ってもらいたい」との事。
講習に参加した人たちからは「初めてだったんですごく勉強になった。」という声や「使う状況にならないのが一番ベストですが、この講習を受ける受けないの差は大きいと感じた」「一度別の形で講習会を受けた経験あるが、山笠でAEDを使用するというケースについての講習は初めて。どういう形でAEDを使うかという事をよりリアルに考えるきっかけになった。」との声が聞かれました。

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