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山笠の準備が本格化! 「棒洗い」や「小屋入り」などの神事が行われました

福岡管区気象台は、本日6月8日より「九州北部と四国が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。平年より4日遅く去年より9日早い発表となります。(なお、沖縄は過去最速で梅雨明けしました(※6/8の梅雨明けは過去に2度あり)。)

二週間予報を見ると、6月24日まで曇りマークと雨マークが続く6月中旬となりそうな感じですが、博多祇園山笠は6月2回目の日曜を迎え、祭の準備がいよいよ本格化。各流で神事を行い準備を進めています。

五番山笠・恵比須流は、本日午前8時より博多湾埠頭にある櫛田神社浜宮にて棒洗いを行いました。

棒洗いに参加する男達は午前7時過ぎから浜宮に集まり、準備を開始。舁き棒を浜宮に運び入れると、並べた舁き棒の先端をきれいにそろえて、鼻冠を磨き上げます。

午前8時、棒洗いの神事が始まりました。櫛田神社の神職が、舁き棒と海から汲み上げた清めの海水を祓い清めると、棒洗いが始まります。

まずお祓いを受けた海水を舁き棒に注ぎ掛け、男たちは手にしたタワシで棒に付いた一年間の汚れと埃を洗い落としていきます。最後に真水ですすぎ、舁き棒の汚れをきれいに流し落としました。

最後に玉串を奉納し、参加者全員で今年の山笠の無事奉納を祈願しました。

恵比須流と交代するかのように浜宮にやってきたのは六番山笠・土居流。当番町の西方寺前町が土居流の舁き棒を運び入れます。

今朝の博多湾は満潮であったため水位が高く、海水も汲み上げやすかったのではないでしょうか。

午前8時半より、土居流の棒洗い神事が始まります。

櫛田神社の神職が、舁き棒と参加者を祓い清めます。

清め払いの儀が始まると、海水を汲み上げたバケツから布バケツに海水を移し、その海水を棒に掛けていきます。

海水を掛けた棒を、当番町の男達が、タワシを使って棒の表と裏をゴシゴシ磨いて汚れを落としました。

最後に玉串奉奠を行うと、洗ったばかりの舁き棒をトラックに積み込み、一路当番町へ。

舁き棒が現れてる頃、今年の当番町である西方寺前町では、小屋入りの神事を行うための準備を進めていました。

洗い清められた舁き棒が当番町に運び込まれます。道具をそろえた倉庫には、山笠台の部材や、舁き棒と山課題を縛る縄、や足に付ける胴金などがずらりときれいに整理されて並べられています。

神職も到着。祭壇作りが急ピッチで行われます。

小屋入り神事は午前9時半から開始。櫛田神社の神職が、部材や舁き棒に大幣を振り、山小屋が建つ場所に切幣を撒いて祓い清めました。最後に栗原好幸総務が玉串を奉納し、無事奉納を祈願しました。

二番山笠・中洲流も本日小屋入りの神事を執り行いました。

午前10時より神事が開始。舁き山笠の人形が飾られる中洲Uビルのエントランスに参加者が集まり神職のお祓いを受け、神職はこの場所の四隅を祓い清めてまわります。

中洲流の小屋入りには、山笠台の部材の他にも山笠に使う飾りも揃えられ、無事飾り付けができるよう部材や飾りも祓われました。

最後に今村悦郎総務が玉串奉納を行い、参加者全員で無事奉納を祈願しました。

このほかにも、千代流が山小屋の場所で地鎮祭を行っており、各町でも詰所にて舁き縄作りを行ったりするなど、梅雨空に負けじと山笠の準備はいよいよ本格化しています。

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