山笠の開幕を迎えた7月1日。夕方からは当番町によるお汐井取りが行われ、一年ぶりに「オッショイ」の威勢のいい掛け声が街に響き渡りました。(※7月1日の早朝~午前中に行われた『注連下ろし・御神入れ・ガンダムイベントの模様』については、昨日の記事【令和六年度の山笠が開幕! 上川端通ではガンダムイベントも開催されました】をご覧ください。)
朝方から午前中に掛けてジャンジャン降った雨は午後になって止んだものの、まだまだどんよりとした重ったるい灰色の雲が空を覆っています。
その空の下、午後4時半を過ぎると各流では、当番法被を羽織った流の男たちが弓張提灯や高張提灯などを手にして集合し、出発の時を待ちます。
大黒流 山小屋出発
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揃いの長法被を着用した一番山笠 大黒流は、午後5時、打ち鳴らされる太鼓の音と共に「オッショイ!」の声高らかに山小屋前を出発します。
石堂橋に到着した大黒流は、ほぼ定刻の午後5時半に石堂橋から一路箱崎浜へ。
続いて二番山笠 東流。大黒流が出発した5分後、お汐井道を通り箱崎浜へ向かいます。
その後も三番山笠 中洲流、四番山笠・・・と次々と石堂橋を出発。辺りは「オッショイ」の声が響き渡ります。
止んでいた雨がポツリポツリと降り始めた筥崎宮の浜。朝からの悪天候が響いたのか、今年は諸事情により写真コンテストが中止となったためか、箱崎浜で男達を待つ人たちや、ベストショットを狙う人たちが少なく感じましたが、それでも熱心なファンがカメラを片手に男達の到着を待ちます。
午後6時10分過ぎ、約6キロのお汐井道を経て、箱崎浜に一番山笠大黒流がやってきました。
「オッショイ」「オッショイ」と足並みを揃えて鳥居をくぐり、海に向かって礼拝し無事奉納を祈願。手にした桝やてぼ(竹製のカゴ)にお清めの真砂を詰めました。
大黒流が到着後、各流れも次々に箱崎浜に到着。雨がパラパラと降る曇天の夕暮れの中、ついにはじまった山笠の無事奉納を祈願します。
西流 お汐井とり
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箱崎浜で無事奉納を祈願した七流の参加者は筥崎宮でもお祓いを受けたあと、しばしの休憩後、次は櫛田神社まで再び約6キロの道を走りって参拝に向かいます。
箱崎浜ではパラパラと降っていた雨は止みましたが、一日降った雨のせいでとても息苦しい蒸し暑い夕方となりました。
それでも櫛田神社には、戻ってくる男達を待つカメラマンや見物客の姿が多くみられました。
一番山笠大黒流は午後7時半に櫛田神社に到着。弓張提灯の明かりがオッショイの声と共に櫛田神社の中に吸い込まれていきます。
大黒流が櫛田神社を参拝した後、続いて東流、中洲流・・・と次々と箱崎浜から戻ってきた男達が到着。神職たちがシャンシャンとお祓いをする中で参拝し、これからの十五日間を無事安全に奉納できるよう祈願しました。
午後8時、七番山笠土居流が櫛田神社に参拝。すっかり辺りは真っ暗に。パラパラと雨が降る中、土居流の男達は山小屋の場所まで戻り「15日間、怪我なく頑張りましょう」と手が入ります。
小雨の中、当番町お汐井取りは無事終了。しかし、ここから長くて短い15日間が始まります。