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博多駅や博多リバレインなどで飾り山笠の飾り付けが行われました

雨の一日となった博多の街ですが、本日も各地で飾り山笠の飾り付けが始まり、山笠開幕日に間に合わせるよう飾り付け作業が行われました。

十一番山笠 博多駅商店連合会の飾り付けは二日目に入り、表側の飾り付けが始まりました。表の飾りを担当するのは田中勇人形師。昨日見送り側の飾り付けを行い、本日は仕上げを行う西川直樹人形師も、作業前に表の飾り付けの様子を見に来ました。

「駅側に寄せてください」「櫛田側に傾いてます」とマイクを使ってかざりの細かい指示を出す田中人形師。

通勤ラッシュの午前八時半の博多駅前なので、飾り付けの様子を見て山笠の時期を感じる人が多く、飾り付けの様子を写真に収めてオフィスへ向かったりする人の姿が多くみられました。

西川人形師も見送りの飾りの総仕上げ。波などの飾りを渡しながら、山笠を見上げて細やかな角度の指示を出して飾りを完成に近づけていきます。

飾りの中央に飾る巨大な龍は、7人がかりで慎重に持ち上げます。

矢切に上げられていく龍を見ながら濱田総務は「でかいねぇ!」と実に嬉しそうに田中人形師をねぎらいます。

慎重に山笠に引き上げた龍を、山大工たちはまっすぐ正面を向けるようさらに慎重に回転させていきます。「せーの!」「せーの!」と何度も掛け声を掛けながら慎重に回転させていき、ようやく巨大な龍が山笠を見下ろす形になりました。

飾り付けは午後も行われ、表・見送り共に人形師二人がイメージ通りの飾りに近付けるよう細やかな飾りつけを行いました。

十六番山笠 博多リバレインは本日が飾り付け1日目。朝早くから人形師と山大工が集まり、飾り山笠の飾り付け作業を行いました。午後の休憩前には大きな飾りがほぼ矢切に上がりきり、生野四郎人形師が山大工にこれからの飾り付けの細かいイメージを伝えます。

博多リバレインの豪華な飾りは今年も健在。金色と赤色が多用された豪華な飾りが飾り山笠を彩ります。

見物客は下から見上げて飾り山笠を見るため、人形や飾りは斜め下を向けて取り付けられており、細やかな傾きなどは針金を引っ張って調整しているのがよく分かります。

休憩が終ると、今度は飾り山笠の”横”の飾り付けに。館にへいを取り付け、矢切に引き上げる準備を行います。

飾りが引き上げられていく様子を確認し、高さや位置を確認する生野人形師。飾り付けは明日まで行われる予定です。

十番山笠 福岡ドームでも飾り付けが開始。ホークスの小久保監督や柳田選手の人形が、飾り山笠の上にあげられて飾られました。

博多リバレインの横の道を挟んだ場所に今年の一番山笠大黒流の山小屋が建設されていましたが、ほぼ完了しその姿を現しました7月1日の注連下ろしに向けて準備が進んでいます。

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