山笠ニュース & レポート YAMAKASA NEWS & REPORT

西流が小中生向けの「山笠勉強会」を開きました 他

昨日6月23日午後4時より、博多小学校にて西流が『小中生向けの山笠勉強会』を開催しました。
西流は6月16日に舁き手の勉強会を実施しましたが、今年初めて西流に参加している小中生対象を対象に、今以上に山笠を好きになってもらい、また将来の山笠を担う若手になってもらうため今回の勉強会を企画したものです。

講師は、東福岡高校ラグビー部監督を務めている藤田雄一郎さん。藤田さんは西流 奈良屋町一区の取締も務めています。
藤田さんは『自分を成長させるのに必要な事』をテーマに、山笠とスポーツの共通点を子供達に伝えていきます。

藤田さんは、現在監督を務める東福岡ラグビー部フェニックスの練習風景や練習姿勢をスクリーンに映しながら、「One for all、All for one（1人はみんなのために、みんなは1つの目的のために）」の精神の大事さを分かりやすく説明していきます。

藤田さんは子供達と会話を混ぜながら話を進め、集中力が切れそうな時間帯には、じゃんけんをしてみたり、背伸びの運動をしてみたりと、参加した子供達の集中力を途切れさせません。

藤田さんは、野球のレジェンドであるイチロー氏や、アメリカ海軍大将ウイリアム・マクレイヴン氏、世界最速の女性と讃えられたウィルマ・ルドルフ氏の言葉から、「成功も失敗も細かいところから始まる」「小さな成功は次の成功を生む」「ネガティブな思い込みをしない」という事が大事と説き、山笠もスポーツも勉強も生活も地域活動も「どんな考え方をして取り組むかが大事」であると説明しました。

ウイリアム海軍大将は「大事なのは全てベッドメイク（ベッドメイクを行って1日を始めることは、人生にとって小さなことが大事である）」と説いた事から、子供達に明日からちゃんとベッドメイクして起きようと説明した後、後ろの方に座っていた大人たちに「長法被を着た西流の人達、明日からベッドメイクする人！」と問いかけると全員「はい！」と大きな声で手を上げたので、子供達から笑いが上がりました。

最後に熱中症の怖さと対処方法を説明した藤田さんは「いい山笠を奉納できるように、安全安心な山笠にするために、みんなで協力していきましょう」と締めて、最後は皆で礼。勉強会は大盛況のうちに終わりました。

山笠の将来を担う子供たちも減少している状況を解消したいと開催したこの勉強会は今後も続ける予定で、来年以降は西流参加者に限らず山笠に興味を持つ子や、また山笠に参加してみたいと思っている小中生に、山笠の素晴らしさを発信する場にしていきたいと考えています。

櫛田神社の表側の飾り付けが始まりました

昨日見送り側の飾り付けを行った櫛田神社の飾り山笠。本日は表側の飾り付けが行われました。

まだまだ雨予報が続く博多の天気。前日搬入した飾りを午前8時前から山小屋に運び入れます。

午前9時から小嶋人形師と山大工が飾り付けを開始。次々と飾りを矢切に飾り付けていきました。

櫛田神社の桟敷席も可なり出来上がってきており、桟敷席の案内マップも取り付けられていました。

東流と博多リバレインの飾り山笠の矢切（骨組み）が立ちました

山笠のTシャツが販売されているようです

この昨年の一番山笠土居流の舁き山笠が描かれたTシャツは、2023年にUNIQLO天神の壁画やGU天神の壁画を手掛けたアーティストRyoheiさんの作品で、ユニクロ天神店とGU天神店を繋ぐ階段の踊り場の壁画がTシャツになったとの事。ミーナ天神にあるユニクロ天神店限定で販売されています。