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雨の中、色々な流が棒洗いや棒締めなどの作業を行いました

本日6月22日(土)は、梅雨入りして初めてまとまった雨が降る一日となった。

週間予報では、来週いっぱいは雨予報が続いてますが、7月1日からは晴れマークも出てきています。お天気から目が離せない状況が続きそうです・・・!

来週後半からは飾り山笠の飾り付けが始まるため、色々な流は山笠台を準備するために棒洗いや棒締めなどの作業を行いました。
午前7時から四番山笠 西流が、棒洗いの神事を執り行いました。午前七時頃は雨がまだ降っておらず、雨雲レーダーを見る限りでは神事の時間はなんとか持ちこたえそうな様子。曇天の下、神事が始まりました。

参加者、汲み上げた海水を祓い清めて、清め祓いの儀へ。「棒をお洗いください」という神職の言葉を受けて、お祓いを受けた海水を舁き棒にまんべんなくかけていきます。

海水を棒に注いだ後、手にしたタワシで当番町の男達が一年間の汚れと埃を洗い落としていきます。最後に真水で舁き棒をすすいだ後、棒鼻に御神酒を注いで舁き棒を清めます。

伊藤総務が玉串を捧げて無事奉納を祈願し、西流の棒洗いは無事終了。西流はこの後舁き棒を山小屋建設予定地まで運び、午前10時より小屋入りの神事を行い、山笠台の部材や山笠の道具と一緒に祓い清め、安全に山笠台が汲み上げられることを祈願しました。

西流と入れ替わりに三番山笠 中洲流が浜宮に到着。この頃から雨が本降りになり、中洲流の男達は記念手拭のデザインが入った傘を差して、舁き棒の到着を待ちます。雨であり、しかも満潮であるため海面が高く「今年は汲み上げるの楽だな」と笑う一幕も。

汲み上げた海水を浜宮に運び入れ、棒洗いを洗う際に使う束ねた縄を括ったたわしを手早く作り上げていきます。

雨が降ったりやんだりする中、舁き棒が到着。浜宮の境内に運び入れられ、棒洗いの神事が開始します。

お祓いを受けると、先ずは西村総務が海水が掛けられた舁き棒を最初に洗います。

雨の中、舁き棒を洗い終えた中洲流は、玉串を奉納し無事奉納を祈願しました。

大博通り沿いにある東流の山小屋建設も、雨中の中作業が進められ、柱囲いが取り付けられました。今年は山小屋がリニューアル。柱囲いのデザインが木目調になり、棟飾りがリアルな鬼瓦になりました。

そして二番山笠 東流は呉服町ビジネスセンタービルの地下倉庫にて、飾り山笠の山笠台の棒締めを行いました。

棒締め開始は、橋本総務が山笠台に上がり木槌を振るって太い縄の空気を抜いていきます。

倉庫の中に威勢の良い「棒締めたッ!」の声と共に、木槌のカンカンという音が鳴り響き、舁き棒が山笠台に取り付けられていきました。

千代流の山小屋も本日より建設開始。山小屋が建つパピヨン24前では、当番町の男達が引き上げられていく山小屋の骨組みをじっと見つめていました。

櫛田神社では、雨の中、桟敷席の建築が進められ、関係者席側の建設に取り掛かっていました。

清道内に張られたテントの中では、櫛田神社の氏子の方々がカッパを着用して、清道旗を立てるための土台となる玉垣(砂を詰めた俵)を積み重ねて崩れないようにがっちりと紐で結びあげていく作業を行っていました。

神庫では十三番山笠 川端中央街が棒洗いのため、預けていた舁き棒をトラックに積み込んでいました。

雨脚は土砂降りになったり小雨になったりととても不安定で、川端中央街の参加者の神事は強い雨が降る中での神事となりました。

大粒の雨が落ちる浜宮に舁き棒を下した川端中央街は、午前より棒洗いの神事を執り行いました。

長法被を雨に濡らしながら、舁き棒を洗い清め、山笠の無事奉納を祈願しました。明日日曜日には小屋入りを行い、棒締めを行います。

川端中央街と入れ替わりに浜宮にやってきたのは、十七番山笠 天神一丁目。
ちょうど雨が止んだ状態での到着に「このまま神事が終わるまでやんでくれたらなぁ」と笑います。

今年から始めて山笠に参加する人もいるため、舁き棒が到着するまで、先輩が舁き棒の並べ方などを説明していました。

舁き棒が到着し、雨が降る前にさあ神事!・・・と思った矢先、空からボタボタと激しい雨が降り始め、棒洗いの後に棒締めなどの色々な行事を控えている参加者は、長法被を濡らすわけにはいかず、慌てて長法被を脱ぐため乗ってきたマイクロバスに戻りました。そう、この浜宮、雨宿りなどができる屋根らしい屋根がない場所なのです。

長法被を脱ぎ、そろいのTシャツにステテコの姿になった参加者は、雨の中棒洗いの神事を行います。

タオルで滴る水を拭きながら「雨降ってるけど拭く必要あるんかいな」「汚れをすすいだ水を吹き上げるので大事ですよ」「山小屋に持って行ったらもう一回拭きあげますので」という会話で笑いが上がります。

最後に玉串を奉納して神事は終了。参加者は雨の中、舁き棒をトラックに積み込み山小屋まで運びます。

山小屋に戻った参加者は、出来上がったばかりの山小屋の中で棒締めを行います。山小屋がある場所は大丸福岡本館と東館エルガーラのふたつの建物に挟まれたパサージュ広場。買い物客が多く通る場所なので、買い物客も棒締めの音に山笠の季節を味わっているようです。

雨の中洗ってきた舁き棒を山笠台に縛り付け出来上がった山笠台に、枝折(山笠の天板)を乗せて、山笠台が完成しました。

実は、天神一丁目も飾り山笠ながら「試し舁き」を行っています。通行人が多い場所であり、また棒締めの参加者も少ないので、歩きでの試し舁きなのですが、出来上がったばかりの山笠台に肩を入れ、台に上がった大江総務らが乗る山笠台を掛け声とともに持ち上げました。

わずか10数メートル、歩いての試し舁きではありますが、山笠台の重さを肩にずっしり感じながら「オイサ」と掛け声を上げながら笑顔で山笠台を舁き切った参加者。最後に手を入れて棒締めを終了しました。

明日の日曜も様々な飾り山笠の場所で棒締めなどが行われます。いよいよ山笠準備期間も佳境に入ってきました。

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