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山笠ナビ山笠ナビ通信山笠ニュース令和四年度博多祇園山笠開幕!(上)~ 早朝から神事が行われ飾り山が一般公開となりました

令和四年度博多祇園山笠開幕!(上)~ 早朝から神事が行われ飾り山が一般公開となりました

令和四年七月一日がやってきました。いよいよ、3年ぶりにすべての行事が行われる博多祇園山笠が始まります。

とはいえ、特別に何か起きるわけではありません。準備に準備を重ね、7月1日を迎えた博多の町、山笠の男達。例年通り、夜明け前から各町で7月1日の神事の準備を粛々と行います。

午前6時になると、注連下ろしの神事が一斉に開始。西流と大黒流が注連下ろしを行い、博多の町に長法被姿の男達が7月1日を迎えた事を喜び合います。

各町は神事で祓い清められた笹竹を持ち帰り、持ち帰った笹竹を立てて自分たちの町の出入り口に注連縄を張って神域を作り、神が通る場所を作っていきます。

午前7時になると、各町でも辻祈祷や遂行祓を行い、山笠神事が無事奉納できる事を祈願します。
追い山ならしのゴール地点である奈良屋の廻り止めには、決勝点を示す赤い幕が3年ぶりにはられました。

追い山のゴール地点である石村萬盛堂本店の真ん前にある須崎の廻り止めでは、注連縄が張られていました。リニューアルした店舗での追い山を迎えるの初めて。人々の注目が集まります。

東流では、注連下ろしの神事の後、飾り山に神を込める御神入れの神事が行われ、飾り山は本来の姿である「奉納物」と化します。

東流だけではありません。各地の飾り山でも御神入れの神事が行われ、次々と奉納の飾り山が出来上がっていきます。

九番山笠博多リバレインは、表標題が「西国一の強者」と称された立花宗重を題材とした「西国無双忠節誉(さいごくむそうちゅうせつのほまれ)」となっており、立花宗重ゆかりの柳川市と春日郡新宮町からも関係者が御神入れの神事に出席。柳川市からは立花家第17代当主である立花寛茂氏と柳川市観光協会会長の高橋努勉氏、柳川市産業経済部長の松永久氏が、新宮町からは新宮町福町長である福田氏、新宮町産業振興課課長の森氏が出席し、玉串を捧げました。

現在柳川市と新宮町では「立花宗茂と誾千代を大河ドラマに」の承知キャンペーンを行っており、7月9日には博多リバレイン飾り山前にて甲冑の展示や体験教室などを予定した柳川市の観光PRイベントが開催されます。