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櫛田神社にて飾り山の飾り付けが行われました

7月1日まであと5日。櫛田神社の外壁に献灯雪洞と、能舞台に提灯が掛けれられました。

しかし例年であれば、本日6月26日は桟敷席券発売の日。例年だとこの日は、桟敷席を買い求める人たちが詰めかけてにぎやかな櫛田神社も、今年は静まり返った寂しい6月26日となりました。

そんな2020年の6月26日(金)ではありますが、今年唯一作られる櫛田神社の飾り付けの日を迎えました。

午前8時過ぎに山大工が次々と櫛田神社に到着。早速山小屋に入り、飾り付けの準備が始まります。

そして本年の櫛田神社の飾り山を手掛ける中村信喬人形師と中村弘峰人形師親子が到着。まずは櫛田神社にて拝礼を行いました。
今年の標題は、表が中村信喬人形師が手掛ける「清正公虎退治誉(せいしょうこうとらたいじのほまれ)」、見送りは中村弘峰人形師が手掛ける「桃太郎鬼退治誉(ももたろうおにたいじのほまれ)」となります。
中村信喬人形師は気負うことなく「いつものように」と心境を語りました。

今日も櫛田神社にはテレビ局の取材陣や新聞社などたくさんの報道人が詰めかけ、その注目度の高さがうかがえます。

前日に櫛田神社に運び込んでいた人形や飾りを次々と運び出して山小屋に移動させていきます。昨日は記録的な豪雨の一日だったこともあり、この飾り付け作業があの雨の中だと思うと・・・と現場の人達はみな安堵した様子でした。

人形師や山大工は、人形の手に刀や槍を持たせたり、館を組み立てたり、飾り山に取りけるための針金を取り付けたりするなど、運び出した人形や飾りに飾り付けのための準備を施していきます。

飾り付けが始まりました。まず表側に天神(てんしん)が引き上げられ据えられます。中村信喬人形師が「岡側に寄せて」「浜側に傾けて」と山笠の飾り付けで使われる方向の符丁を使って、矢切の上に上がっている山大工らに配置位置の場所を指定していきます。

天神の位置が決まると、館や道などが次々と矢切に上げられ据えられていきます。見送りを手掛ける中村弘峰人形師も表側に来て、その位置を確認します。

そして、いよいよ人形が上げられていきます。中村信喬人形師は下絵を確認し、場所のイメージを慎重に確認します。

引き上げられた人形は、跳木と呼ばれる人形を固定するための木材に取り付けられ据えられます。飾り山の下から中村信喬人形師がイメージ通りの位置になるよう、細かい指示を出していきます。

この後も、矢切の表、見送りに次々と人形が上げられて、据えられていきました。

午後になると曇ってた午前とは一転して日差しが照り付ける快晴に。櫛田神社に参拝に来た人も飾り付けの様子を見物していきます。
表側の人形据え付けは午前中で終わっており、午後は見送り側の人形据え付けの順番となりました。

見送り側の担当は中村弘峰人形師。櫛田神社の飾り山は少し小さいうえ、上の方に据えていかないと下の方が入らなくなったら大変になるという事で、下絵を片手に何度も位置とイメージを確認しながら細かい指示を出して据えていきます。

中村弘峰人形師の飾り付けの様子を、静かに後ろから見る父親であり大先輩でもある中村信喬人形師。

人形はいよいよ一番大きい鬼の人形の引き上げとなります。鬼にロープを括り付け、6人がかりで人形を支えながら矢切に引き上げていきます。

鬼の視線は桃太郎と合わせるイメージを持つ中村弘峰人形師。鬼の位置や角度に細かく指示を出していきます。

「真ん中には赭熊(しゃぐま:白い毛の飾り)が付きますよ」という山大工からのアドバイスを受け、実際に赭熊を立ててみて位置の調整を行いました。

人形がすべて据えられた後も、波や岩こぶなどの飾り付けが夕方前まで続けられました。

この櫛田神社の飾り山は、来週6月30日(火)に御神入れが行われ、7月1日(水)より一般公開となります。

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