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福岡ドームが小屋入り神事を、承天寺にて夏祈祷が執り行われました

福岡ドーム 小屋入り神事

昨日に引き続き快晴の一日となった6月2日(土)、午前9時より福岡ドーム(現ヤフオクドーム)にて小屋入りが行われました。
福岡ドームは飾り山の中で櫛田神社から最も遠い位置にある飾り山ですが、山笠期間中は「山笠シリーズ」と銘打ったホークスの試合が行われます。

飾り山が建てられるドーム前の場所には祭壇が設置され、祭壇の前には飾り山の山笠台に使う材木やパーツ、舁き棒がきれいに並べられていました。舁き棒には「福岡ドーム」という銘も確認できます。

午前9時より神事が始まりました。修祓、祝詞奏上が行われます。

清め払いの儀では、まず山小屋が建つ場所の4隅を櫛田神社の神職が祓い浄め、まず建てる場所を浄めます。
そして道具や材料を浄め、舁き棒を浄めました。

最後に総務を始め、関係者による玉串奉奠が行われ、無事奉納が祈願されました。

夏祈祷

午前11時からは、博多祇園山笠発祥の地とされる承天寺にて、安全遂行と無事奉納を祈願する夏祈祷が行われました。 この夏祈祷には博多祇園山笠振興会の豊田侃也会長をはじめとした役員や各流の総務ら約30人が参加し、今年の博多祇園山笠の安全と成功を祈願します。

午前11時、鐘が叩かれ、夏祈祷の開始が告げられます。鐘の音と共に住職が次々と方丈に入ってきます。教典が収められた櫃の前に着座し、夏祈祷が始まります。

住職が安全遂行・無事奉納の祈願されたお札を祈祷します。

般若心経が厳かな群唱される中、鐘の音を合図に櫃が開けられ、住職らは蛇腹の経典を高く持ち上げ、左右にパラパラとめくりながら読経する「転読」を始めます。力強く読み上げられる読経と、パラパラと経典のめくれる音が方丈に響き渡ります。

転読が終わると鐘が慣らされ、群唱による読経が行われ夏祈祷は無事終了しました。
博多祇園山笠振興会の豊田侃也会長は「安全に無事奉納を行いたい」と抱負を語りました