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快晴の下、博多リバレインの飾り山飾りつけが始まりました

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快晴の土曜日となった本日6月18日、博多リバレインに建てられる飾り山の飾り付けが始まりました。番外の櫛田神社を除くと、飾り付けで一番最初の飾り山となります。
朝9時前、山大工や池田総務、リバレイン関係者が集まりました。山小屋前には人形が飾りが次々と運びこまれ、準備が着々と進んでいきます。

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今年の博多リバレインは十四番山笠と偶数の「堂山」であるため、素山の天辺には館が据えられます。館の角度や位置を生野人形師がマイクを通して指示を出していきます。

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素山の下では、人形に固定用の針金を通す作業が行われています。生野人形師も馬のしっぽの角度を確認するなど、下での確認作業も丁寧に行われていきます。

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今年の表の標題は「戦国桶狭間(せんごくおけはざま)」。織田信長の人形、馬の人形が引き上げられ、山の下にいる生野人形師の指示に合せて、山大工が山の上で組み合わせていきます。

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生野人形師のテンポのいいスピードのある飾り付けにより、午前9時から始まった表の人形が上がり終えました。小休憩の後、午前10時から見送りの飾り付けがスタートしました。

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本日は快晴すぎる快晴。見送り側は日向なので、生野人形師はタオルを頭に掛けての飾り付け指示です。

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次々と上げられていく見送りの人形達。見送りは日本の昔話をテーマにした「昔話博多勢揃い(むかしばなしはかたせいぞろい)」。桃太郎、浦島太郎、金太郎、一寸法師、かぐや姫とまさに”昔話オールスターズ”。その主役の人形がたくさん登場する賑やかな標題となりました。たくさんの人形でも、生野人形師は変わらぬスピード感溢れる指示で、次々と人形を素山に飾り付けていきます。

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午前10時を超えると、通行人やアンパンマンミュージアムに向かう親子連れの姿が多くなり、飾り付けの様子を見物したり、撮影する姿が多くなりました。「桃太郎だ!」と人形を指さし大喜びする子供の姿もありました。

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午後2時には、面は細かい飾り付けが半分以上進んでるスピード進行。

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表の細かい飾り付けは、小副川人形師がマイクを持って飾り付けの指示を出しています。生野人形師は全体のバランスを見ながら細かい指示を出していました。

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見送り側から見た表の飾り付けの様子。1.5人ぐらいの幅しかない矢切の中で、山大工の方が指示を受けながら飾りを取り付けています(左の方には永野人形師の足が写ってます)

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午後になると、見物客が多くなってきました。タレントの山本華世さんも通り掛け、飾り付け中の見送りを記念写真に収めていました(この写真にもちらりと写ってます)。

池田総務の話では、今年の博多リバレインの飾り山は、表・見送り共に生野人形師が担当する事もあり、標題も生野人形師にお任せしたとの事。飾り付けの様子を見ながら、一層の豪華絢爛な出来映えに満足されていました。
来週の土曜日からスタートするライオンズクラブ国際大会では、そのスタートを飾るパレードのコースに明治通りが予定されてます。パレードの人達はこの博多リバレインの飾り山を目にする可能性が高く、この豪華絢爛な出来映えに目を奪われるのではないでしょうか。
リバレインの飾り付けは明日まで行われますが、おそらくこのスピードでは明日の午前中で終了するのではないかと思われます。

土居流の片土居町が舁き縄やタスキを制作していました

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博多リバレインから少し離れた土居流の山小屋が建つ場所で、片土居町が縄ないやたすき作りを行っていました。

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こちらは縄ないの様子。

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こちらは山笠での役目を表すたすき(ねじねじ)を作っている様子です。白と色が付いた布をねじって作り上げていきます。

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道の反対側では、奉名版も建てられていました。