本日6月1日は、博多祇園山笠は準備期間の初日を迎えました。今日より、博多の町に長法被姿と雪駄の音が響くようになります。
今年は6月24日が飾り山公開が1週間早い山笠ということで、6月1日を迎えた本日、早速各所で神事が行われ、2016年の山笠に向かって進み始めました。
八番山笠・上川端通は、本日朝7時半より、上川端商店街内の川端ぜんざい広場の壁に展示していた上川端通の舁き棒を降ろし、8時より棒洗いを行いました。朝7時半前の時点では、5社を超えるメディアの取材クルーが川端ぜんざい広場に集まり、シャッターが上がるのを待っていました。
はしごを掛けて、舁き棒に縄を通し、滑車を使ってゆっくりと慎重に舁き棒を降ろしていきます。
神事「棒洗い」 博多伝統の夏祭り“山笠”に向け気合(西日本新聞) – Y!ニュース https://t.co/nQWheuPLnu #Yahooニュース
— ムハラグ (@mharag) 2016年6月1日
降ろされた舁き棒はトラックに乗せられ、一路ベイサイドプレイスの櫛田神社浜宮へ。午前8時より棒についた一年間の埃を落とし清める「棒洗い」の神事を行いました。
恵比須流は、午前8時より注連下ろしを行いました。
地鎮祭の時はスーツ姿での神事でしたが、本日より待ちに待った長法被姿での神事。いつもより緊張した面持ちで神事に参加していました。
神職が町の領域の出入り口を清め、山小屋が建つ場所を聖域化します。最後に一田総務が玉串奉奠を行いました。
注連下ろしが終わると、若手が笹竹に御幣を吊した注連縄を張り、清めた出入り口に笹竹を立て掛けました。
今年の一番山である東流は、本日午前11時より安河内木材店にて小屋入り神事を行いました。
山小屋建設に使用する道具や具材などを祓い清め、無事遂行を祈願します。最後に垣波総務が玉串奉奠を行い、神事は無事終了しました。
その他、飾り山が建つ天神一丁目、博多リバレインも地鎮祭を行い、来る6月24日の準備に入りました。
山笠の準備期間突入ということで、各流だけでなく、博多の町中でも山笠ムードが早速高まり始めました。
櫛田神社の外壁に、ぼんぼり(雪洞)を掛けるための準備が始まっていました。
上川端商店街にある松田ネーム刺繍店では、山笠の期間はお馴染みの山笠坊やが今年も登場。山笠参加者向けの道具や子供山笠用の道具の販売が開始しました。
本日より山笠のお酒櫛田入りと舁店頭販売開始です。 pic.twitter.com/HrUN6ZS1hT
— 酒のぎゃらりい・綾杉 (@ayasuginosake) 2016年6月1日
酒のぎゃらりい・綾杉さん(福岡市中央区天神1)では、今年も本日6月1日より山笠のお酒「櫛田入り」と「舁」の販売を開始しました。「櫛田入り」は櫛田入りの時刻4時59分にちなんで459本しか作られない限定のお酒。おそらく店頭販売分しか残ってないので、ご購入はお早めに。