今年の七番山である千代流が6月21日の午後6時から飾り山の棒締めを行いました。
千代流の飾り山は毎年千代町のパピヨン24の横に建てられるため、棒締めのこの日は千代流の男衆がパピヨン24前に集まり、棒締めを行いました。
男衆の『棒ー締めたー、棒締めたー』の掛け声に合わせ、山笠台と舁き棒が1本の縄で締められていく様子を、バス待ちの人達も興味深く見物していました。
午後7時半頃に全ての棒が締め上げられました。
舁き棒に縄が掛けられ、いよいよ「試し舁き」が行われます。
飾り山は舁く事はありませんが、舁き山と同様に縄の締め具合を確認するため「試し舁き」を行います。
舁き棒が取り付けられた山笠台は男達に担がれ一旦車道へ。
祝いめでたの1番を唄いながら山台が揺すられ、最後の「♪ションガネ」が終わると同時に山笠台がスタート。パピヨン24の周りを、千代流の男衆が全力で駆け抜けていきます。
パピヨン24を一周し、櫛田神社方向に向けて山小屋に入った山笠台は、手一本の後山小屋に納められました。
今年初めて舁き山が舁かれるのは7月10日の流舁きから。流舁き以前に唯一棒に肩を入れられるのはこの試し舁きだけあって、山の男達は一年ぶりに棒に肩を入れる感触に喜びを感じていました。