山笠ニュース & レポート YAMAKASA NEWS & REPORT

山笠ナビ山笠ナビ通信山笠ニュース福岡アジア美術館にて「はかた名匠展」が始まりました

福岡アジア美術館にて「はかた名匠展」が始まりました

今年も残り20日ちょっととなりました。福岡アジア美術館の8階交流ギャラリーにて、博多の伝統工芸職人13名の作品が集まる「第14回はかた名匠展」が本日12月8日より始まりました。

伝統を継承する職人で作られた「博多伝統手職人連盟」が主催しており、今年は博多人形・博多祇園山笠大工・博多織・博多曲物・高取焼本家味楽窯・博多包丁・表具・ゆがけ・ステンドグラス・木彫刻・彫金・切り絵・陶芸成竹窯の合計13名の職人による作品の展示が行われています。

会場前には、昨日の夕刻に棒締め・飾り付けを行った今年の博多祇園山笠で実際に使われた東流の舁き山笠が展示されています。

会場には様々な作品が各作家ごとのブースで展示されています。

山田幸治さんの切り絵ゾーンでは、細かい作業で切り出された紙の陰影による見事な博多の風景作品が展示されています。

博多人形のゾーンでは、入り口前に展示されている東流の舁き山笠や天神一丁目の飾り山笠などを手掛ける人形師の白水英章さんの作品が展示されています。

透明感のある女性をモデルにした人形や、白水さんのこだわりギターが表現された人形、塗りじゃなく吹き付けのような彩色など、「伝統工芸」という名前からは想像できない新しい技法と挑戦が込められた作品が展示。その細かさとこだわりは必見です。

パネルでは、博多祇園山笠の山笠の構図の変遷なども解説されており、今までにない解説方法に目が行きました。

この作品展では展示以外にも、伝統工芸体験コーナーや即売コーナーもあり、山笠ファンもたっぷり楽しめる作品展となっています。「はかた名匠展」は12月13日 (火)まで開催されています。観覧料は無料なので、週末お時間のある方はぜひ足をお運びください。