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山笠開幕直前! 櫛田神社にて飾り山への御神入れ神事が行われました

いよいよ山笠開幕まであと1日となりました。

2週間の天気予報を見ると、天気の方も曇りマークが多いですが雨マークはほとんどなく、舁き山が動く10日以降は曇りの多い舁き手にとってはありがたい天候状態になりそうです。

櫛田神社もほぼ準備が完了しており、清道内や太鼓台・山留櫓には紅白の幕が掛けられました。

注連下ろしに使う笹竹をもらいに来た各流。境内の方も準備が進んでおり、7時間後の山笠期間突入、12時間後の神事開始に向けて準備が行われていました。

そして、本日6月30日(木)は一年の半分が終わる日でもあります。全国の神社では6月と12月の晦日に「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」が行われ、櫛田神社も午後4時より水無月大祓祭(夏越大祓祭)が執り行われました。

大祓とは、半年間の罪・穢を祓い清めて、次の半年を無病息災に過ごせるよう願う神事です。神事には、博多祇園山笠の振興会役員、各流の総務らが参加し、一般の参拝客も参列できます。

櫛田神社からもらった切幣を体に振りかけ、人形(ひとがた)と呼ばれる人の形をした紙(形代)を体に撫でつけ、息を吹きかけ、厄を落とします。

最後にお祓いを受け、これからの半年の無病息災を祈願しました。

続いて午後5時からは櫛田神社の飾り山への御神入れの神事が行われました。舁き山行事がなかったこの2年間、櫛田神社だけは飾り山の奉納を続けてましたが、御神入れの神事は人数を制限しての開催でした。しかし、今年は舁き山を三年ぶりに行うという事で、飾り山の前にはすべての流・すべての飾り山の総務が集まることができ、テント無しでの天気のいい状態で御神入れを行う事が出来ました。

御神入れを行う事で飾り山は、神が込められた「奉納物としての飾り山」となります。無事に御神入れを終えた参加者は、ほっとしたような嬉しそうな笑みがこぼれます。御神入れを終えた博多祇園山笠振興会の武田会長は「舁き山がないと元気が出ない。いよいよ舁き山が動くのでワクワクしています。怪我がないように頑張ります。」と述べました。