本日は7月10日(火)。いよいよ、舁き山が動く時がやってきました。2018年の流舁きのスタートです。本日の博多は梅雨明けの名にふさわしく、刺すようなチリチリと感じる強い日差しが照り付ける大変暑い一日となりました。
そのような暑い日差しの下、七流が今年初めての山舁きを行われました。
今年も山笠ナビは全流を撮影。今年は時系列ではなく一番山笠から順に並べてレポートいたします。(※一番最後には流舁きのダイジェストムービーもありますので、ぜひ合わせてご覧ください。)
一番山笠 西流は午後5時舁き出しです。舁きだし前の山小屋前には男衆が集まり、舁き出し時間を待ちます。
午後5時に山小屋を舁き出した西流は山小屋近くの道をぐるりと回り、土居通りを通り櫛田神社へ向かいます。
そして清道に駆け込み、櫛田入りを披露。桟敷席に座っている見物客から歓声が上がります。
そして祝いめでたを全員で唱和。気合の声と共に再び博多の町に飛び出していきました。
二番山笠 千代流は午後4時の舁き出しです。まだまだ日差しが強く暑さを感じるので、大人は子供たちにザバザバと水を掛け、子供たちはキャーキャーと騒ぐ賑やかな一幕も。
午後4時、山揺らしの中、祝いめでたの3番が謳い上げられ、歌い終わると同時に千代流の舁き山が舁き出しました。
子供たちも頑張って先走りを務め、舁き山を招いていきます。
三番山笠 恵比須流はまだまだ道路から熱気を感じる午後6時から舁き出しました。
舁き山は、大博通りを横切り綱場町へ。大きな指示とオイサの声が響き渡ります。
四番山笠 土居流は、午後5時から舁き出しました。
展示のために二段の杉壁にしていた舁き山は、通常の一段の杉壁になり、山舁きモードに。「暫」の人形が舁き回ります。
櫛田入りを行った後、土居通りを通って浜側へ。行町、濱小路、西方寺前町を舁き回ります。
五番山笠 大黒流は、午後5時から舁き出しました。
舁き山は、リバレインを通り、対馬小路を舁き回ります。
町々を舁き回った舁き山は、山小屋に到着。手一本が入れられ、男衆は今年最初の山舁きが無事行われたことを喜び合いました。
六番山笠 東流は、午後6時から舁き出しました。今年から舁き回りの場所が、駅前まで広がり、駅前が清道旗を立てた承天寺で、流舁き初の承天寺清道廻りを行います。
舁き山は魚町の坂を下り、中呉服町方面へ。白い水法被が道を埋め尽くします。
昭和通りの先から戻ってくる舁き山は、今度は坂を上ることに。この坂を登ればいよいよラストスパート!
午後7時に流舁きは終了。総務のあいさつの後、手一本が入れられ、祝いの鏡割りが行われました。
七番山笠 中洲流は午後4時より舁き出しました。
中洲流の7月10日の流舁きは、祝儀山。子供たちや帷子(かたびら)を着た山笠の功労者が台上がりを行います。
子供を乗せた舁き山は、中洲の町を隅々まで舁き回りました。
全流、今年最初の山舁きが無事終了しました。しかし、10時間後、日が変わって早朝5時より朝山が行われ、夕方には他流舁きが行われます。楽しくも大変な山舁き行事が続きます。