平安時代の伝説の怪童金太郎。かつて京から足柄山に入った八重桐という女性が山姥となり夢の中で赤い竜王と結ばれ身籠り、五月に真っ赤な男の子が産まれました。男の子は金太郎と名付けられ母は優しく子を見守り、子は母を慕って山の獣たちと元気に育っていきました。成長した金太郎は足柄山を訪れた都の武将源頼光に気に入られ家来となって京に上り、坂田金時と名乗りました。そして頼光四天王の一人となり鬼や賊を退治して多くの手柄を立てたと云われています。
山姥は昔から妖怪の鬼姿とも若く美しい母親とも云われています。この山笠人形では二つのイメージを大切にしています。どう変身するかはお楽しみに。
[人形師:川﨑修一]