戦国時代の九州・博多を守護した立花道雪と高橋紹運、その二人を父に持つ立花宗茂。三人は互いに義と父子愛でその名を残します。高橋紹運は九州制覇を目指し進軍してきた島津軍五万を僅か七百人で岩屋城にて迎え撃ちます。宗茂の預かる立花城への進軍を遅らせる為でした。十四日の激闘の末、紹運以下七百数十人全員が玉砕を遂げます。「鳴呼壮烈岩屋城址」立花宗茂はその後秀吉の九州平定で秀吉に付き、数々の武勲を立て、「東の本田忠勝西の立花宗茂」とも云われる様になりました。関ケ原では西軍に付き、敗れて改易となった後も徳川家から義の武将として信用され、元の領地柳河に復帰します。元の領地に戻れたのは戦国武将としては立花家のみでした。
飾り山笠の両脇には、博多織デベロップメントカレッジの生徒の皆様が制作した、国の伝統工芸品博多織の献上柄を飾り付けています。
[人形師:川﨑修一]
日本が誇る浮世絵師葛飾北斎が登場しています。江戸時代に活躍した芸術家であり今や世界的にも評価の高い北斎は、ダイナミックな構図と雄大な表現で日本風景を表現しています。北斎が描いた富嶽三十六景の一つ(神奈川沖波裏)は、世界的にも有名で今回飾り山笠で再現いたしました。北斎の娘葛飾応為(お栄)は当時、女流天才浮世絵師として父、北斎を支えた人物として登場いたします。天上には北斎が描いた鳳凰を配してその世界観を表現しています。海外から福岡へ来られる方々にも日本の浮世絵の世界を体感していただければと思います。
[人形師:室井聖太郎]