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平安時代中期、天皇の命を受けて鬼を討伐した源頼光が家来の四天王らと屋敷で酒盛りをしていました。そのとき平安京の正門・羅生門に別な鬼が出現したとの知らせが届きます。筆頭武将の渡辺綱は馬にまたがり単身、鬼退治へ。綱は背後から現れた鬼に兜を奪われながらも奮闘。綱の大刀と鬼の鉄杖が激しくぶつかり合った末、綱は鬼の片腕を切り落とし成敗しました。臨場感あふれる綱と鬼の対決場面が見所です。
[人形師:中村信喬]
『天下布武』を掲げた織田信長が三千に満たない兵で二万五千の大軍を率いた今川義元を破ったのが桶狭間の戦いです。奇襲攻撃で勝利を収めた信長は全国にその名をとどろかせたのでした。義元に一番槍を突いた服部小平太、首を討ち取った毛利新介。前田犬千代(利家)は、この戦い以前に信長の怒りを買い織田家から追放されていましたが、自らはせ参じて武勲を挙げました。
[人形師:白水英章]