12月間近とは思えない陽気な一日となった博多の街。櫛田神社では結婚式を行う両家や、七五三の参拝を行う家族連れの姿が多く見られました。
櫛田神社社務所横の櫛田会館では、本年度最後の山笠決算総会が行われ、各流や飾り山笠の総務や役員らがスーツに身を包んで参加しました。
最初に博多祇園山笠振興会の武田忠也会長が挨拶に立ち「今年は平年通りの山笠ができ喜ばしく思います。最後の総会なので慎重審議をお願いします」と挨拶しました。
続いて櫛田神社の阿部憲之介宮司と来賓である福岡市副市長の中村英一氏が挨拶を行いました。阿部宮司は総会参加者に今年一年間と先月の式年遷宮祭への奉仕についての感謝とお礼を述べ、「今後も地域や山笠などの伝統行事に貢献できますよう頑張ってまいります」と挨拶しました。中村副市長は山笠が大盛況で終えたことに触れ「山笠は福岡の誇りです。来年も安全・安心の山笠が開催できるよう福岡市としてもサポートしていきたいと思います。遷宮も終え、これでまた博多の伝統が後世に受け継がれていく事を誇りに思います」と述べました。
今年最後の総会は決算総会でもあるため、振興会役員より本年度の決算収支が報告されました。決算報告のあと、監査の中洲流の今村悦郎総務から不備なしの報告が行われました。また来年の予算案も報告され、決算収支、予算案も全場の拍手を以て承認されました。
また、振興会の豊田侃也顧問より、会長任期に関する報告が行われました。武田会長より振興会会長の任期が2025年12月をもって満了となることを踏まえ本年度限りで会長職を退任する意向が示され、これを了承したとの事です。後任の会長には、現在副会長を務めている川口俊二副会長が推挙され、総会参加者は拍手をもって承認しました。
新会長となる川口俊二氏は挨拶に立ち「この度名誉ある博多祇園山笠振興会十二代会長の命を受けまして、重い責任を感じております。これからは博多祇園山笠の益々の発展と、武田会長の意志を継ぐべく、全身全霊を以て努めてまいりますので、皆様方の温かいご支援ご協力をお願いします」と挨拶を行いました。
また、退任する十一代会長の武田忠也氏も退任の挨拶を行いました。武田氏は任期3回、合計6年間会長を務めました。会長職に就任した2020年から世界を襲ったコロナ禍に巻き込まれ、断腸の思いで舁き山笠行事を2年間延期するなど山笠運営に腐心。未曽有の世界情勢の中で山笠の行く末を案じながら先頭に立ち続けました。
挨拶では6年間の感謝を述べた後、「私が会長になった時は世界がコロナになって3年間もできなかったのですが、去年今年とやっとちゃんとした山笠が出来てよかったと思います。長い間ありがとうございました。皆様、川口会長をよろしくお願いします」と、これからの山笠を川口会長に託しました。会場からは武田会長へのねぎらいの拍手が盛大に送られました。
最後は博多手一本を以て本日の議事が総て承認。今年最後の総会から山笠は来年の7月に向かって動き出しました。