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総会にて武田会長が「例年通りの山笠行事が行えたら」と抱負を語りました

本日4月20日(木)、櫛田神社にある恵比須会館にて博多祇園山笠振興会の総会が開かれ、各流や飾り山笠の役員、その他関係者が集まり、各連絡事項の連絡事項や要望の申し渡しが行われました。

会議は今年の一番山笠を務める土居流の金子俊明総務が開会宣言を行った後、武田忠也会長があいさつを行いました。挨拶では昨年の奉納についての感謝が述べられ「昨年(2022年)はコロナで縛りがあったが、(新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行する事により)、今年は縛りがないので、例年通りに近い行事が行われると思っている。今年も各流にはご協力をお願いしたい」と今年の山笠に向けての抱負が語られました。

また、総会に列席した高島宗一郎福岡市長は、先日開業した櫛田神社前駅と7月より始まる世界水泳に触れ、「”これぞ博多、これぞ福岡”を世界の皆さんに見ていただく、知っていただく機会に嬉しく誇らしく思う」と語り、山笠の無事斎行を祈念すると締めました。

総会では、記念手ぬぐいやポスター等の配布、道路許可の締め切りなど多岐に渡る必要事項の申し渡しが行われました。

7月14日(金)よりマリンメッセで始まる世界水泳選手権2023福岡大会では、開催を祝って会場に特製の舁き山笠が展示される事が発表されていますが、今回の総会では会場に展示する舁き山笠の標題と下絵が発表されました。

標題は「願四海波静(ねがわくばしかいなみしずかなれ)」で博多祇園山笠振興会が奉納を行います。この標題は櫛田神社の阿部憲之介宮司が名づけたもので(揮毫もも阿部宮司)、人形は土居流の舁き山笠を手掛ける中村弘峰人形師が手掛る疫病退散と世の中の安寧を願う聖一国師が飾られれる事が発表されました。

また、注目されるコロナウイルス対策については、5月に感染症法上の位置付けが5類に移行する事を受け、その5類移行による行政等のアナウンス内容を吟味したうえで、6月1日の総会にて今年のコロナウイルス対策の方針を発表する事が伝えられました。

総会はつつがなく進行し20分ほどで終了。最後は会議参加者全員で手一本を入れて了承し、総会は無事終了しました。

総会後、武田会長はインタビューにて、改めて「例年通りの山笠にしたい」との抱負を語りました。