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NewsFlash!~櫛田神社の山解きが行われました & 福岡市博物館の「山笠と法被」展 etc・・・ 

山笠ナビNewsFlashでは、細かい情報やtwitterなどで見つけた&紹介した山笠のいろんなニュースなどをまとめてご紹介いたします。

櫛田神社の飾り山の山解きが行われました

櫛田神社にて一年間展示された2017年度の飾り山の山解きが、本日6月12日(火)に行われました。この見慣れたこの飾りも朝方までとなりました。

午前9時前より、見送りを担当した室井人形師や手伝いにやってきた今井人形師、山大工らが飾り山の前に集まり作業スタート。舁き棒の上に板を敷いて足場を作り、一番下の杉壁を取り外し、下の飾りから番線を断ち切って取り外していきます。

お昼にはすべての飾りが取り外され、一年ぶりに素山の姿が現れました。この後、この櫛田神社の飾り山は、6月下旬頃に今年の飾りの飾り付けが行われ、一般公開日の7月1日に今年の飾りが一般公開されます。

櫛田神社の桟敷席の建設も進んでいます

山解きが行われた櫛田神社ですが、清道内の桟敷席建設も6月8日(土)よりスタートしています。

こちらは翌日9日(日)の模様。まずあ席とい席側の建設が進んでいます。

そして本日12日(火)の模様。建設は、右側のう席側へ移っていました。

塀の方も雪洞(ぼんぼり)を掛けるための板が張り巡らさせ・・・

縁起物のてぼ作りが進むなど、櫛田神社の準備も着々と行われています。

福岡市博物館にて「山笠と法被」展が開催されています

福岡市早良区の福岡市博物館では6月5日より「山笠と法被」展が行われています。
博多祇園山笠の風景に欠かすことができない各流・各町の長法被が展示されており、すでに見ることのない昔の町の長法被も展示されており、大変貴重な資料を間近に見ることができる企画展示となっています。

8月まで開催されるこの企画展ですが、前期(6月5日~7月8日)と後期(7月10日~8月5日)で展示内容を変更する趣向で、まず前半は東町流、洲崎流、土居流の長法被が展示されています。(写真は東町流の北船町と中浜口町の長法被)

漢字や地形などをモチーフにデザインされた長法被の柄の多様さと洗練されたおしゃれ且つその恰好良さに、思わず時間を忘れて見入ってしまいます(写真は土居流の上土居町と洲崎流の掛町)
東町流、洲崎流、土居流の長法被は7月8日まで展示され、後期の7月10日からは石堂流、呉服町流、西町流、魚町流の長法被が展示される予定です。

なお、福岡市博物館のロビーと常設展では、迫力のある山笠の人形が展示されており、常設展では舁き山の天児も行われています。企画展を見た際は、ぜひ常設展の山笠紹介も併せてご覧ください。

博多駅が地鎮祭を執り行いました(6月12日)

福岡ドームの山小屋がいち早く完成間近です

先日地鎮祭をこなった福岡ドームは山小屋建設を開始。この写真は6月9日(土)の模様なので、すでに本日時点では完成しているのではないでしょうか。

土居流・中洲流・上川端通の有志が「麦剥き」を行いました

6月10日(日)の13時より土居流・中洲流・上川端通の有志が「麦剥き」を行いました。麦わらから枯れた葉っぱや表皮を取り外して選別する作業で、この麦わらは「鉄砲」と呼ばれる博多祇園山笠の指揮棒や飾り山の飾りなどに使用されます。
土居流・中洲流・上川端通の山大工を務める稲舛山大工の陣頭指揮のもと、和気あいあいとした雰囲気の中、各流の有志が麦の選別を行いました。

ただの麦わらにも見えますが、長いものは飾り山に、短いものは舁き山に使うなど、ただ単に剥くだけでなく長さによる選別も行われており、博多祇園山笠はこのような細かい作業で成り立つものだと改めて感じさせられます。

 博多祇園山笠の歴史を紹介する漫画「博多の恩人・聖一国師と博多祇園山笠」が発売となりました

博多祇園山笠の起原と云われている聖一国師(しょういちこくし)と山笠との関わりを描いた「博多の恩人・聖一国師と博多祇園山笠」(集広舎)が全国の書店などで発売開始となりました。