本日12日、2014年の追い山ならしが行われました。
追い山ならしは文字通り、3日後の「追い山」の「ならし」走行で、いわば”リハーサル”。廻り止め(ゴール地点)も約1キロ短いコースとなりますが、本番の追い山と同じようにタイムも測り発表されるので、各流は本番同様気合いを入れて走ります。
(山笠ナビは、今年の追い山ならしは桟敷席に陣取り、撮影を敢行してきました。ムービーは後日アップいたします)
午後1時45分、今年の一番山である土居流が舁き出しました。目指すは土居通りの一番山の山据え場所です。
午後2時頃から、冷泉小学校から旧冷泉公園には、七流の舁山が山列にずらりと並びます。舁き手や見物客でごった返します。
午後3時前には清道前は桟敷席は身動きできないぐらいの状況に。桟敷席もほぼ埋まりました。
午後3時59分が近くなると、舁手達が清道の中に入り道を作ります。
午後3時59分、太鼓の音が鳴り響くと、一番山 土居流が勢いよく清道の中へ。一番山の名誉である祝いめでたを唱和します。桟敷席全体も一体となって唱和し、歌声が辺りに響き渡ります。祝いめでたを歌い上げた土居流は、素早く手拭いを頭に巻き、博多の町へ駆け抜けていきました。
土居流が櫛田入りを終えた5分後毎に、大黒流、東流、中洲流、西流、千代流、恵比須流が櫛田入りを披露しました。
最後の八番山笠 上川端通の櫛田入り直前から、今まで何とか持っていた曇天の空から大粒の雨が降り出しました。
その雨の中を上川端通は、今年50周年だけあって気合いの入った舁き方でその巨躯を櫛田神社の境内に見せつけます。妖怪の口からは恒例の煙が吐き出され、桟敷席の見物客から大喝采を浴びました。
博多の町に飛び出した七流は、決勝点の奈良屋町を目指します。
17時、大博通りを舁き抜けた上川端通の走る飾山が、再び上川端商店街に戻ってきました。
こうして2014年の追い山ならしが終わりました。2014年の博多祇園山笠もあと3日。フィナーレの追山が刻々と迫ります。
●櫛田入り所要時間 |
●全コース所要時間 |