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2023年の山笠の開始! 恵比須流が地鎮祭を執り行いました

山笠準備期間開始の6月1日(木)を目前に控え、博多祇園山笠が動き出しました。
本日5月28日(日)、七番山笠 恵比須流が山小屋が立つ博多区下呉服町8番35号にて「地鎮祭」の神事を執り行いました。

日曜日の早朝から恵比須流の当番町である横町に恵比須流の男たちが集まり、神事の準備に取り掛かります。地鎮祭は、建築工事を行う際に工事が無事に終わるように安全祈願する儀式。舁き山笠を収める山小屋が建つのは今年は道路上となりますので、道路使用許可を取り、道路の上に山小屋の場所をマーキングが行われました。

道路脇には当番町記念で新調された見るも鮮やかな幕が張られています。

櫛田神社より神職と神棚が到着すると、当番町の男たち総出で神棚を作り上げていきました。
山笠の準備期間は6月1日で当番法被の解禁はその日からのため、今日の神事は全員スーツ姿の正装での参加となります。スーツ姿での行事は、6月1日より前に行われるこの恵比須流の地鎮祭だけとなります。

2年前の2020年は椅子の数も大きく減らされスペースがかなり大きくとられていました。2021年、2022年と次第にスペースが縮められ席数も増え、2023年度は椅子の数はかなり戻り、スペースも程よくとられた例年に近い形となりました。

午後8時より神事が始まりました。天気は曇りがちながらも風が吹く天候で、参加者には汗ばむこともない気持ちの良い早朝の神事となりました。まずは神棚に向かって一礼して、神事が始まります。

神職は大幣を振り、神棚と参加者を祓い清めます。参加者は低頭してお祓いを受けます。

神棚に祝詞(のりと)が読み上げられ、無事に山小屋が建ち、参加者に災いがなく祭りを迎えることができるよう、神に祈りが捧げられました。

祝詞奏上の後、山小屋が建つ場所の四隅を祓い清めて回ります。

最後に、今年の総務を務める岩本宏憲総務が、神棚に玉ぐしを玉串が捧げ神事の無事水光を祈願しました。

神事はすべての式次第を経て、無事終了。全員で今一度一礼を行いました。

神事終了後、岩本総務が参加者の前であいさつ。今年は七番山笠を務めることで「勇壮な山笠にしたい」と抱負を語りました。