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ドドッと怒涛の飾り付けラッシュ! 中洲流と博多駅の表の飾り付けが始まりました

誰もが予感はしてたとは思いますが、その時が来るとみんな「本当に!?」と驚いた、本日九州北部の梅雨明け宣言。

各地ともこれまでで最も早い梅雨明けとなり、twitterでは「追い山が終わってないのに夏が来るとは」「山笠が始まるどころか、飾り付け中なのに梅雨明けとは」という声が数多くツイートされました。そんな梅雨明けして夏が来てしまった本日6月28日(火)、今日も各所で飾り山が行われ、怒涛の飾り付けラッシュが始まりました。

十三番山笠 博多駅商店連合会

十三番山笠 博多駅商店連合会の飾り山は、昨日は見送り側の飾り付けが行われましたが、本日は表側の飾り付けが行われました。午前7時過ぎより表側の飾りを担当する白水人形師と、山大工、博多駅商連の参加者らが集合し、午前8時から作業を開始しました。

正面の幕と側面のメッシュ時の幕が人力で畳まれ、まだ飾りがついていない飾り山の表側が姿を現します。

搬入を行った人形をテントから集合した現場の者全員で引き出し、山小屋の前に並べていきます。

白水人形師の「さあ、始めようか」という声に合わせ、館の飾りが巨大な博多駅の飾り山の上に上げられていきます。巨大な飾り山の為、白水人形師はハンドマイクを使って飾り山に登っている山大工らに指示を送り、飾りの角度や位置などを決めていきます。

「いつも同じ飾りだったら面白くないもんね」と、今年も一工夫を入れてきた白水人形師。手伝いに来た石田人形師と下絵を見ながら、イメージのすり合わせを行い、作業プランをまとめていきます。

出勤途中の人達も、急ぎ足でオフィスに向かいながらも思わず顔はぐるりと飾り山へ。
飾り付けは本日中に終了し、一般公開の7月1日を待つことになります。

五番山笠 中洲流

3年ぶりに中洲に帰ってきた中洲流の飾り山。本日6月28日に飾り付けを始めました。

午前7時過ぎから準備が始まり、人形や館飾りが山小屋の中に並べられ、見送り側にはその他の飾りが山積みにされています。

3年ぶりの飾り山という事で、関係者も和やかな明るい雰囲気。準備前の山笠トークに華が咲きます。

しかし、準備が始まるとキリッと引き締まった雰囲気に。総務から挨拶が行われ、手が打たれると、人形師や山大工が中心にそれぞれの飾りを飾り付けるための準備を施していきます。

「赤手拭集合!」の声がかかると、各町から集合した赤手拭が手拭を頭に巻いて、中村信喬人形師の前に集合。中村人形師は集まった赤手拭の男達に、人員の配置と簡単なイメージを伝えると、「はい!」と威勢のいい声と共に、各町に割り振られたポジションに素早く散っていきました。

素山に登った赤手拭が、中村人形師の指示に合わせ、声を掛け合いながら飾りを素山の上に上げていきます。

中村人形師は、下絵でイメージを確認しながら「も少し天神側に」と、飾り付け作業独特の方向を示す符丁を使いながら、飾り付けを進めていきました。

その他、本日は十七番山笠 新天町と十四番山笠 キャナルシティ博多と十一番山笠 渡辺通一丁目も飾り付けをスタート。福岡市内のあちらこちらで飾り山の飾り付けが行われています。

山笠開幕まであと3日となる明日は、四番山笠 東流と、八番山笠 上川端通が飾り付けを開始。いよいよ飾り付けも大詰めに入ってきました。