2021年の山笠開幕まであと約一週間。まだ予断を許さない状況下ではありますが、博多の町では博多祇園山笠の準備が進んでおり、沿道への提灯設営が本日より開始。明治通りから土居通りにかけて提灯が順々に下げられて行っています。
櫛田神社の境内には、博多祇園山笠振興会が公開している「新型コロナウイルス感染拡大予防 ガイドライン」に沿って感染拡大防止を喚起するのぼりが立てられてました。
そして本日6月23日(木)、櫛田神社の山小屋にて、今年の飾り山の中で最初となる飾り付け作業が行われました。
今年の櫛田神社の標題は、表は中村信喬人形師による「神武東征肇国誉(じんむとうせいけいこくのほまれ)」、見送りは中村弘峰人形師による「神話稲羽之素菟(しんわいなばのしろうさぎ)」です。
朝8時から人形師や山大工が櫛田神社に集まり、飾り付け作業を開始。午前中に人形を飾り山に据え付けた後、午後からは細かい飾りの飾り付けを行いました。
山小屋の前には、人形師がこの日のために作り上げた波や岩こぶ、松、道などの様々な飾りが並べられ、人形師の指示に合わせて次々へと飾り山の骨組みである矢切の上に運ばれていきます。
矢切の上には、山大工や手伝いの人形師らが登っており、中村信喬人形師、中村弘峰人形師の指示に合わせ、上に運ばれてきた飾りを据えて留めていきます。
中村弘峰人形師は、スマートフォンに入れた下絵のデーターと現在進行中の飾りを見比べて、角度や位置を細かくチェックし、矢切の上に指示を出していました。
時には、飾りを自ら組み合わせてイメージとすり合わせていきます。
中村信喬人形師は、手ぶりを交えながら飾り山の符丁を使い細かく指示。時には飾り山の下まで行って、山大工らに細かく飾りの指示を出していきます。
飾り付けは明日24日までの予定で、飾り付け後は一旦幕が下ろされ非公開に。一般公開は7月1日(木)から始まります。
博多祇園山笠「飾り山笠」…櫛田神社で準備始まるhttps://t.co/VmWESn3wND
— 福岡・佐賀 KBC NEWS (@KBC_NEWS) June 23, 2021