本日6月1日早朝、下呉服町にて恵比須流が注連下ろし行事を行いました。
注連下ろしは飾り山一般公開の7月1日に執り行う行事ですが、恵比須流は旧暦に合せ1ヶ月早い6月1日に注連下ろしを毎年行います。
博多祇園山笠では、本日6月1日より長法被の着用が解禁となり、博多の町に長法被と雪駄の音が響くようになります。
朝7時過ぎから山小屋が建つ今年の当番町である下竪町に、恵比須流の各町様々な柄が入った長法被に身を包んだ男衆達が集まり、あちらこちらで「おめでとうございます」と挨拶が交わす声が聞こえます
朝9時、櫛田神社神職による注連下ろしの儀が始まりました。
今年は個人宅の庭先での注連下ろしとなり、地面は山笠では珍しい芝生の上。緑の絨毯の上に揃う長法被は珍しい光景です。
降神の儀、祝詞奏上が行われ、恵比須流の土地や人達の安全祈願が行われます。
祝詞奏上の後は、浄め祓いの儀です。
浄め祓いの儀とは、山小屋が建てられる場所に繋がる道の出入り口を浄め祓う儀式で、下竪町の町境にて神職がお祓いを行いました。
続いて、注連縄と笹竹、使用する道具なども合せてお祓いを行います。
最後は、玉串奉天。つつがなく注連下ろしの儀は終了します。
儀式の後、下竪町の人達が、祓い清めた道の出入り口に注連縄を張った笹竹を立てて、この場を神域化しました。
この6月1日は八番山笠上川端通も動きだし、先陣を切って棒洗いを行いました。
上川端商店街にある川端ぜんざい広場の壁に展示されていた上川端通の棒が下ろされ、いよいよ山の時期が来たと感じさせます。
6月1日を迎え、博多は山笠へと一気に動き出します!