堂山らしく、歌舞伎の演目より、優美な姿の鏡獅子を題材にしました。
江戸城での正月の「御鏡もち曳き」という行事の余興の出来事で、可憐な娘が踊るうちに、獅子頭を手に、勇壮な獅子となって舞い踊る場面です。
一心不乱に激しく踊る鏡獅子の姿と山笠の勇壮な動の一面とに想いを重ねました。
[人形師:白水英章]
歌舞伎の三大名作の一つにかぞえられている「義経千本桜」を題材に致しました。
場面は堂山らしい華やかな桜満開の吉野山。
義経が静御前に与えた鼓を、静の従者、佐藤忠信に与えたところ、化身忠信の真の姿、狐の本性となり、その鼓の皮は化身忠信の母の皮である事を語ります。
子が親を思う姿が見事に演出されており、人情味のある物語です。
[人形師:室井聖太郎]
八百三十六年続いている博多の文化を象徴する博多松囃子稚児流舞楽を題材に致しました。
舞姫を中央に、太鼓・大皮・鼓・龍笛・地謡いを配し、伝統ある博多文化を引き継いでいく姿を表現いたしました。
[人形師:室井聖太郎]