四神とは中国の神話、天の四方を司る霊獣であります。三番山笠では、これらの題材を取り上げ、中央に館を置き、博多の町とし、天上に東方の青龍・南方の朱 雀・西方の白虎・北方の玄武を配しました。平和で暖味の有る博多の町、私達の郷土を護って行きたいとの願いを込めて、本年の山笠を作成致しました。
[人形師:白水英章]
越後の龍と称された、軍神上杉謙信を登場させています。
謙信は戦場で強靱な強さを発揮した大戦国大名であります。
場面は甲斐の虎と称された宿敵武田信玄を川中島の合戦へと挑む、陣営の張り詰めた場面を表現しています。
謙信を中心に軍師宇佐美定満を筆頭に、上杉四天王と称される武将を配し、天上には軍神を見守る龍が現れ武運に力を与えています。
飾山には珍しい陣幕の場面として見ていただけると思います。
[人形師:室井聖太郎]
黒田官兵衛は織田信長・羽柴秀吉・徳川家康と歴史に名を馳せた三人の主君に人生を賭けて仕えて行きます。
どの時代にも知略に優れた軍師としての才能を発揮し、その存在を際立たせました。
今年の大河ドラマの主人公として全国的に注目を集めている官兵衛の生きさまにスポットを当て、天上に信長・秀吉・家康の主君を配し、軍師官兵衛として初めて天下取りを意識して乗り出して行く九州平定の場面を表現しています。又、博多を象徴する人物母里太兵衛を日本号の槍と共に登場させています。
[人形師:室井聖太郎]