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山笠総会にて事故再発防止の安全対策案が発表されました

本日11月25日(土)15時より櫛田神社の櫛田会館にて、今年最後の博多祇園山笠総会が行われ、各流の役員や関係者が集まりました。

開会に先立ち、7月15日の追い山笠神事斎行中に事故でお亡くなりになった方への冥福をお祈りし、参加者全員で一分の黙とうを行いました。

会合では本年度決算の報告が行われたのち、来年以降の山笠事故再発防止の安全対策案が発表されました。
始めに千代流の川口総務より、故人への冥福と謝罪の挨拶があり「二度と会ってはならない事」として、事故発生時の状況と経緯が説明され、11月15日に警察から事故として検察庁に報告された事も発表されました。

この千代流からの報告・反省点・今後の安全対策案を受けて、博多祇園山笠振興会は事故再発防止の安全対策案を発表し、各流徹底するよう申し渡しが行われました。

この対策案を各流が持ち帰って話し合い、この案をもとに各流毎の安全対策案をまとめられます。
この対策案を遵守する事が徹底される事で、来年の神事斎行の安全意識が高められることになりました。

また、振興会相談役を務めていた南原茂さんと、長年手拭や団扇の下絵を手掛けてきた長谷川法世さんが、本年度を持って勇退されるという事で、武田忠也会長より感謝状が贈られました。
南原さんは「長い間お世話になりました」と、長谷川法世さんは「長い間いい仕事をさせていただきました」とお互いユーモアを交えながら謝辞を述べ、皆から長年の感謝がこもった温かい拍手が送られました。

すべての議題が終わったあと、最後に手一本が入れられて総会の内容が全員に了承され、今年最後の総会は無事閉会しました。

総会後のインタビューで、武田会長は「参加者には対策案と総会議題と遵守事項を守ってもらい、来年も例年通りの山笠ができれば。」と、山笠は神事であり無事奉納する事を願う気持ちを語りました。