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令和3年度の博多祇園山笠は「舁き山行事は延期」「飾り山のみ奉納」での開催が決定しました

櫛田の銀杏も葉が茂りゆく晴れ渡った本日4月20日(火)、櫛田神社の恵比須会館にて博多祇園山笠振興会の総会が開かれ、まだコロナ禍の真っただ中にある中での本年度の博多祇園山笠の開催について話し合われました。その結果、満場一致で令和3年度(2021年度)の博多祇園山笠の舁き山行事は”延期”、飾り山は奉納するという方針で決定したと発表いたしました。

発表された決定内容は以下の通りです。

  • 舁き山行事は全流行わない。
    よって、お汐井取りなどの行事も行わない。
  • 中洲流、千代流以外の飾り山(東流、八番山~十七番山、番外)は建設・奉納する。
  • 7月15日午前3時の祇園例大祭は例年通り行う。
  • 昨年据え置きだった奉納順は今年もそのまま据え置きとする。

博多祇園山笠振興会の武田会長は「このコロナ禍の中、どうすれば山笠が開催できるか何度も何度も話し合ったが、開催には市民の理解が必要な事、若手等の舁き手のワクチン接種が全然進んでいないという状況から、安心して山笠を舁けないため、この結論に達した」と決定までの過程を説明。

博多祇園山笠振興会は、今年の1月28日の総会では「条件付きで今夏は開催」の方針を発表していました。しかし、この僅か数か月の間に刻一刻と悪化するコロナ禍の状況により、色々な条件、市民感情、関係者の意見も変わり、総務会でもいろいろな意見が出されるなど、今回の決定までには多くの困難と苦渋の選択が行われたことを感じさせました。

武田会長は今の気持ちを聞かれ「山が動かないことは大変残念だが、ここ一年我慢してもっとよい山笠にしようというのが皆の意見だから、我慢しないといけない年だろうと思う。」と述べました。

櫛田神社の阿部宮司は「昨年に引き続いて7月15日の祇園例大祭に追い山行事がない事は残念だが、今回の決定で山笠を奉納する人が命永らえて皆が参加できる日を迎えれれば、従来通りの立派な奉納行事ができるという事を信じて、よい選択だったと理解しており、この事を神前に報告したいと思う」「昨年は全ての行事はなかったが、今年は飾り山の奉納も行われるし、5月には博多松囃子もあるので、去年よりは一歩二歩前進したのではないかと思う。遠からず、来年以降博多の伝統行事がすべて催されて『博多、ここにあり』と従来の状況に戻ることを期待したい。」と述べました。

飾り山公開については、福岡市と博多祇園山笠振興会で作成していた感染防止マニュアル案を再度詰めたうえで、今月中に各流にその内容を伝達。5月中には公式サイトに掲載し、その内容に沿って飾り山公開を行うという「振興会がガイドラインを示したうえで公開する」意向を明言いたしました。

今月に入り、京都の祇園祭の山鉾巡行や北九州市の黒崎祇園山笠、長崎県の長崎くんち、大分県の日田祇園祭など、有名な祭りが2年連続で中止となる事が次々と発表され、博多祇園山笠の開催可否が注目されていました。

午後5時から行われた記者会見もテレビや新聞社など数多くのメディアが集まっており、各社は今回の決定を”速報”や”生中継”として発信。今回の決定についての注目度の高さが伺えます。

今回の決定の情報を受けて、twitterでは落胆や達観のコメントや、飾り山だけでも建つことへの安堵の声が溢れかえり、トレンドワードにも「博多祇園山笠」がランクインするなど、話題に上がっています。

新型肺炎の再拡大の傾向を受け、昨日福岡市は4月22日から5月19日まで福岡市内の飲食店に時短要請決定するなど、まだまだ新型肺炎の終息が見えない状況。
しかし阿部宮司のコメントにあるように、何もなかった去年に比べると「一歩二歩前進」なのかもしれません。疫病退散を願う祭”博多祇園山笠”、従来の姿に戻るために一歩前進した会見となりました。

山笠を伝える山笠ナビは、踏ん張る博多祇園山笠の様子を今年も可能な限り追いかけてまいります。

山笠ナビ

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