" /> 2015年 博多リバレイン – 流の紹介・山小屋マップ

流の紹介・山小屋マップ NAGARE INFO & YAMAGOYA MAP

2015年 博多リバレイン

飾り山(表)

標題

祝博多乃連獅子

(いわいはかたのれんじし)

「連獅子」は、勇壮華麗な代表的な御祝儀舞です。本年度の博多祗園山笠の一番山笠は大黒流。一番山を祝い、この標題と致しました。
「連獅子」は、明治5年(1892)、東京の村山座で初演され、同34年に東京座で初代市川猿之助と四代目市川染五郎が演じた時に二代目藤間勘右衛門が新しく振付、平山晋吉が間狂言に「宗論」を書き加えて上演し、それが定番になり、人気演目のひとつとなりました。
獅子には、我が子を千尋の谷に突き落とし、駆け戻ってきた強い子だけを育てるという伝説があります。親獅子は何度も子を谷に突き落とし、上がってこない子を案じます。木陰で休んでいた仔獅子は水面に映った親の姿を見て勇み立ち、谷を駆け上がります。親子の厳しくも温かい情愛を描いた場面は見どころです。
やがて一陣の風が吹き、獅子の精が現われます。親獅子は白頭、仔獅子は赤頭です。親子の獅子は獅子の狂いと呼んでいる豪快な毛振りを見せます。毛を舞台に叩きつける「菖蒲叩き」、毛を空中にあげて回転させる「巴」などを見せます。白と赤の毛が華やかに舞台を彩り、豪快で勇壮な毛振りがこの演目のクライマックスです。
豪快で勇壮、そして親子の情愛は、本年774年を迎える博多祗園山笠の歴史に通じるものがあります。

[人形師:置鮎琢磨]

飾り山(見送り)

標題

祭博多之七福神

(まつりはかたのしちふくじん)

ここ博多リバレインは、大黒流区域内にあります。かつて、この一帯には「下川端通」と「寿通」の2本の飾り山笠が存在していました。再開発後(平成11年)からは、それをまとめる形で「博多リバレイン流」として毎年、飾り山笠を奉納致しております。本年度の一番山笠は大黒流。「表」同様、「見送り」も祝いの意味をこめ標題を「祭博多之七福神」と致しました。
七福神とは、大黒天(だいこくてん)、毘沙門天(びしゃもんてん)、恵比寿天(えびすてん)、福禄寿(ふくろくじゅ)、弁財天(べんざいてん)、布袋尊(ほていそん)の七つの神様の総称です。「七難即滅、七福即生」の説に基づくように、七福神を参拝すると七つの災難が除かれ、七つの降伏が授かると言われています。
大黒流の由来である大黒天は、大自在天の化身ともいわれ、大国主命と神仏習合したものです。一度仏となったが、人々に福徳を授けるために再びこの世に現われたと言われています。大きな袋を背負い、打出小槌をもち、頭巾をかぶられた姿が一般的によく知られていて財宝、福徳開運の神様として信仰されています。
歴史あるこの博多の街と伝統ある博多祗園山笠の益々の発展、そして皆様方のご健康とご多幸を願っています。

[人形師:生野四郎]

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