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一番山笠大黒流が棒洗いを行いました & 無事奉納を祈願して夏祈祷が行われました

早朝の標題発表のビッグニュースに沸いてる6月最初の日曜日。博多の街はあちらこちらで山笠の準備が行われ、本日午前10時半からは、NPO博多の風主催の『博多のおいしゃんと歩こう「第21回 追い山笠コース探訪」』が行われ、長法被の男達の軽快なトークを聞きながら追い山コースの約5キロを歩く恒例イベントが行われました。

そして今年の一番山笠を務める大黒流は、早速棒洗いの神事をベイサイド埠頭にある櫛田神社浜宮にて行いました。
朝7時過ぎに櫛田神社にて舁き棒を預かってトラックに積み込んだあと、8時過ぎに浜宮に運び入れます。

舁き棒を祭壇の前に運び並べている間に、ひも付きのバケツを海面に投げ入れて、舁き棒を洗い清めるための海水を博多湾から汲み上げます。

準備が整ったので、午前9時より棒洗いの神事が始まりました。まずは櫛田神社の神職が祓い言葉を奏上した後、祭壇と棒を洗う道具や海水、そして舁き棒を祓い清めました。

当番町の男達は舁き棒に海水を注いだ後、縄を撚ったたわしで丹念に舁き棒をこすり、一年間の汚れと埃を洗い落としていきます。洗い終わったら真水で注ぎ、汚れを洗い流しました。

最後に柴田総務が玉串を捧げ、無事奉納を祈願し、棒洗いの神事は終了となりました。

洗い終わった後の舁き棒を乾いたタオルできれいに水気をふき取り、トラックに積んで持ち帰りました

柴田総務は「みな一丸となって頑張っていきたい。毎日毎日やることをやって心が晴れて、皆が持つ思い思いの山が出来たら。」と力強く抱負を語りました。

櫛田神社では、千代流の当番町が安全無事に山笠を奉納できるようにと遂行祓を行って祈願しました。

午前11時からは、承天寺にて山笠の無事安全の奉納を祈願する夏祈祷が行われました。

夏祈祷とは、山笠八訴訟の地とされる承天寺で二日連続で行われる「大般若夏祈禱」の事で、古くから祭りに際して守り札をもらう慣習があります。二日目の祈祷には博多祇園山笠振興会会長や、櫛田神社の宮司、各流の総務、その他関係者も出席して、山笠の無事奉納を祈願します。

午前11時、開始を告げる鐘の音と共に承天寺一派の住職らが方丈に入場してきます。

神保至雲住職が祭壇に供えられた山笠関係者に配るお札を手に持ち、祈祷を行います。

そして木魚の音と共に住職らが般若心経を群唱を始めます。次第に熱を帯びていく住職たちの群唱の中、鐘の音が鳴り響きます。

住職らの力強い読経の声に、山笠関係者はじっと耳を傾けます。

目の前の櫃に収められた『大般若波羅蜜多経』を取り出し、蛇腹状に畳まれた経典を高く掲げてパラパラとめくる『転読(てんどく)』と呼ばれる独特の読経を行いながら、全部で16部600巻に及ぶ『大般若波羅蜜多経』を読み上げていきます。

目の前の櫃に収められた『大般若波羅蜜多経』を取り出し、蛇腹状に畳まれた経典を高く掲げてパラパラとめくる『転読(てんどく)』と呼ばれる独特の読経を行いながら、全部で16部600巻に及ぶ『大般若波羅蜜多経』を読み上げていきます。

転読による読経が終ると、再び群唱を行い、神保住職が「五体投地」と呼ばれる両膝をつき額を地に着けて手のひらを上へ向ける、仏教において最も丁寧な礼拝を行い、夏祈祷の祈祷を終えました。

夏祈祷を終えると、参加者は祭壇に焼香し、これから始まる山笠の無事奉納と安全祈願を行いました。

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