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晴天の下、追い山笠馴らしが行われました

※「追い山笠馴らし2023」撮影協力&サポートメンバー:M_Filmm.tetuya.photo

未だに不安定な博多の天気。本日7月12日(水)は追い山笠馴らしの日ですが、午前中は時折激しく雨が降り、今日は晴れ開催なのか?雨開催なのか?と見物客の判断を迷わせる天気でしたが、午後に入ると雲があるものの少し風が吹く晴天となり、参加者や見物客はほっと胸をなでおろしました。

午後2時になると冷泉公園横の土居通りに、各山小屋を出発した七流の舁き山笠が列を作り始めます。

八番山笠”走る飾り山笠”上川端通も、二引(旗)を伸ばしその雄姿を現しました。実は7月1日からずっと天気が悪かったので、二引を伸ばしたのは実はこの日が初めてとなり、今年初の”完全体”となりました。

舁き山笠が山列に入ると、各流は各町集合の手打ちを開始。土居通のあちらこちらから「オッショイ」「オイサ」の声が上がり手を打つ音が響きます。

次第に一番山笠舁き出し時間の15時59分が近付いてくると、男たちの表情に張り詰めた雰囲気が漂い始めます。

今日は平日ながら、桟敷席は満席。櫛田神社周辺もたくさんの見物客でごった返しています。場内アナウンスで「日傘の使用はお控えください」と昨今の見物マナーで問題になっていた傘問題に対してのアナウンスも行われました。

15時59分前。一番山笠土居流が、山留と呼ばれるスタートラインに並びます。いよいよ令和5年度の追い山ならしが始まります・・・!

「5秒前!」のアナウンスを受けて棒鼻が3回叩かれ、土居流が勢いよく櫛田神社の清道に向かって駆け込んでいきます。

清道旗をぐるりと回った土居流の舁き山笠は、一番山笠のみに許される「祝いめでた」を斉唱し、鬨の声をあげて土居通りに飛び出ると、博多の町へ飛び出していきました。

土居流が博多の町に舁きだした後、二番山笠以降の流も5分おきに清道旗を周り、次々と博多の町に駆け出していきます。

舁き山笠は清道旗が立てられている東長寺と承天寺を表敬して、一路旧東町筋へ。

七番山笠恵比須流の清道入りが終わった後、今年も見事な清道入りを果たした八番山笠上川端通が、大博通りで二引を立てて走り始めると大歓声が上がります。

舁き山笠は、博多の目抜き通りである大博通りから、再び細い道が続く旧西町筋へ。

西流の山小屋の中を通過すると、追い山ならしのゴール地点「廻り止め」はすぐそこです。

千代流が廻り止めに到着。全コースタイムでトップの「26分39秒」の札が掛けられると、参加者の間からドッと歓声が上がりました。

七番山笠恵比須流が廻り止めに到着。これですべての舁き山笠が到着。無事追い山ならしは終了しました。

追山笠馴らし 各タイム

櫛田入り

・土居流 36秒12
・大黒流 35秒80
・東流  31秒30
・中洲流 37秒89
・西流  33秒53
・千代流 32秒45
・恵比須流 32秒94
・上川端通 62秒18

全コース

・土居流 28分38秒
・大黒流 28分07秒
・東流  27分36秒
・中洲流 31分17秒
・西流  30分12秒
・千代流 26分39秒
・恵比須流 31分37秒