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新駅「櫛田神社前駅」が開業しました

本日3月27日(月)、福岡市営地下鉄七隈線の延伸事業が開業となり、天神南駅から博多駅が一本につながりました。その2駅の中間には、櫛田神社まで徒歩2分で訪れることができる「櫛田神社前」駅が新しく作られ、本日一般の方も利用できるようになりました。

本日午前5時30分、博多駅から橋本駅へ向かう一番列車が出発。今まで博多駅から天神南駅まで行くのに、一旦天神地下街を歩く必要がありましたが、今回の延伸開業で所要時間は約14分短縮されることになります。

駅すぐ近くの上川端商店街と川端商店街には、延伸開業をお祝いする飾りとポスターが飾られています。

櫛田神社に一番近い3番出入口(かろのうろんの対岸)から降りてみることにします。

乗降客を出迎えるのは、博多の歴史を描いた絵巻物デザインのプレート。古代(AncientTime)から現代(Present)をやら若いタッチで描いた作品です。

中国の貿易から元寇、中世で商人の町として発展していく博多の町。中央辺りには、昔の巨大な舁き山笠の姿が確認できます。

地下中2階?には、自転車置き場への出入り口が。わかりやすい出入り口で浅いフロアにある自転車置き場なので、今後の使い勝手がとてもよさそうです。

コンコースは広くてとてもきれいなフロアです。8時30分ぐらいは快適なスペースの空間でしたが、4月1日以降はまた乗客量は変わってくるのでしょうね。

開業初日のため、駅出口の配置がわからない人がほとんどなので、最寄りの出口を駅員に聞いていたり、改札を出てから真っ先に出口の番号と場所を確認する姿が多数見られました。

開業初日とあって、在福テレビ局数社のクルーが取材に訪れていました。

櫛田神社前駅が記載された新しい路線図。そして新しく作られた周辺地図。ポスターや広告も目新しい物ばかりです。

コンコースの壁には、櫛田んじゃにて櫛田入りを行う飾り山笠の巨大な絵が。飾り山笠は2020年の飾り山笠を七流の男たちが全員で舁いているように見えます。絵をよく見ると、山笠飾りや水法被にQRコードが書き込まれており、スマートフォンで読み取ると山笠の情報が表示される遊び心が組み込まれています。

櫛田神社側からキャナルシティ博多イーストを繋ぐ通路には、博多の伝統文化がギャラリー形式で展示されております。まずは博多べいと共に櫛田神社前駅のシンボルマークの説明パネルがお出迎えです。

ショーウインドウ内では、博多曲物や博多挟、博多織など、様々な伝統工芸品がずらりと紹介されています。

もちろん博多人形師たちの作品も多数展示。山笠の飾りを担当する人形師たちの作品も展示されています。

また通路には、博多きりえ小西一珠喜さんの水法被切り絵のフラッグが七流全町分飾られており、櫛田神社にいざなうかのようにずらっと並べられています。

仕切りのアクリル板にも、小西さんの切り絵が使われています。。

ギャラリーから装飾まで、地域の文化と情緒がふんだんに使われた駅のデザインはとても斬新に感じます。

3番出入口から地上に出て、国体道路の信号を渡れば、徒歩2分で櫛田神社&上川端通に到着。山笠見物や、渡辺通りの飾り山笠を見に行くのがとても簡単になりそうですね。2023年の博多祇園山笠は、ぜひ櫛田神社前駅をご利用& ご活用ください。