本日12日は追い山のリハーサル的な行事『追い山ならし』が行われました。
追い山ならしはフィナーレの追い山とほぼ同じコースを走る約4キロの道のりを、本番同様に七流が走り抜けます。
午後2時過ぎから櫛田神社の回りに各流の舁き山が整列。開始の太鼓が鳴る15時59分を待ちます。
15時59分、櫛田神社の太鼓が鳴り響き一番山笠の千代流が櫛田入りを奉納。祝いめでたと手一本を入れると、鬨の声と共にムッとした熱気に包まれた博多の町へ飛び出していきました。
その後、恵比須流、土居流、大黒流、東流、中洲流、西流の順で5分おきに櫛田入りを行い、博多の町へ舁き出しました。
山笠発祥の地である承天寺の清道では、各流が見事な清道廻りを披露しました。
承天寺の清道は狭い道であるため、舁き手の手腕の見せ所でもあります。
舁き山は広い大博通りから冷泉、綱場の細い道を駆け抜け、追い山ならしの廻り止めがある奈良屋町へ。
平日にもかかわらずたくさんの見物客が待つ廻り止めを通過した後、1年ぶりの山笠コースの踏破に喜びを表しつつ、再び各流の山小屋へ戻っていきました。
今年の追い山ならしは東流が25分を切る24分56秒という驚異的なタイムでフィニッシュ。タイムが書かれた札が出された瞬間、舁き手と見物客から驚きの声が上がりました。
●櫛田入りタイム |
●全コースタイム |
明日は午後3時半より集団山見せが行われます。気になる天気予報は雨という気になる情報もありますが、唯一博多の祭が天神で見る事が出来る機会なので、お時間のある方はぜひ見物にどうぞ。
関連リンク:FBS「博多祇園山笠」特集ページ(櫛田入り動画)