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今から七百年ほど昔のこと。大応国師という禅僧が南宋で修行の末、悟りを開きました。帰国の際、峰でオオカミに追われた白うさぎを助けます。 船に乗った国師は、大嵐に見舞われました。うさぎが荒れ狂う海へ飛び込むと、波はなぎ、平らな道に。うさぎは八大龍王となり天へ消えました。国師は姪浜に興徳寺を開きました。(福岡県『郷土のものがたり第二集』より抜粋) コロナ禍が収束へ向かい、卯年の令和五年、地元の説話を標題と致しました。大応国師(一二三五~一三〇九)は、日本臨済宗の宗祖といえる高僧である。今に残る臨済禅の法脈(教えの系譜)は全て大応国師につながる。博多とのつながりは深く、博多祇園山笠の開祖・聖一国師の甥といわれる。 興徳寺の後、崇福寺の住持となる。元寇下、約三十年在住した目的は、大陸情勢に通じた知識を生かした外交の顧問役功績をたたえたのであろう。 後に鎌倉五山第一位の建長寺住持となり、後宇多法皇から日本最初の国師号を賜っている。
[人形師:小副川太郎]
夏真っ盛り!今年も新天町にサザエさん一家がやってきました。今年の飾り山のテーマは「ピタッと」です。TNCテレビ西日本は、今年で開局65周年を迎えました。この節目の年に、新たなキャッチコピーとして誕生したのが「ピタッと。TNC」です。『人との距離が遠ざけられたコロナ禍を乗り越え、地元福岡の視聴者の皆様と『ピタッと密な関係を築きたい』そんな思いを込めました。飾り山では、 「三人で協力しテントを完成させたサザエさん一家」 「お魚を釣り上げて喜ぶ波平さん・ワカメちゃん」 「薪を集め、ご飯を炊く準備をするフネさん・カツオくん」 みんなで「ピタッ」と力を合わせキャンプを楽しむ様子を描いています。 長谷川町子先生原作の「サザエさん」は昭和21年から、「夕刊フクニチ」で連載が開始されました。テレビアニメがスタートしたのは昭和44年、放送54年は日本で最も長く続くテレビアニメです。TNCテレビ西日本では毎週日曜夕方6時30分から放送中です。 いつも楽しく、ほのぼのとした気分をお届けし、誰からも愛され、親しまれているサザエさん。これからも、アニメ『サザエさん』を、お茶の間の皆さんに観ていただけるよう、サザエさん一家一同、張り切ってまいりますので、よろしくお願いいたします。
[人形師:小副川太郎]