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通称「助六」。正式には「助六由緑江戸桜」。市川團十郎家に伝わる「歌舞伎十八番」の一つ。「矢の根」「外郎売り」「暫」「勧進帳」などと並んで人気演目である。
曾我五郎は源氏の名刀友切丸を探すため、花川戸助六という侠客に姿を変え、江戸の吉原に出入り。恋仲となった傾城(遊女)揚巻から、自分に言い寄る髭の意休という老人がその刀を持っていると聞き出す。助六は喧嘩を仕掛けて、遂に友切丸を取り返すといった筋立て。
この間、助六に喧嘩の稽古をつけてもらう白酒売新兵衛(実は五郎の兄曽我十郎)、股くぐりをする通人の里暁なら多彩な人物が登場。観客を江戸の世界に引き込む。
新装となった東京の歌舞伎座は4月から賑やかに柿落とし公演が行われているが、取り壊し直前のさよなら公演(平成22年4月)では「助六」がトリの演目だった。
ちなみに"いなりずし"と"巻きずし"のセットを「助六」と呼ぶのは、恋人の揚巻に由来するという。"いなりずし"には油『揚』げを使用し、"巻きずし"には海苔が『巻』いているところからの洒落とか。
[人形師:亀田均]
アニメ『サザエさん』は昭和44(1969)年10月5日、フジテレビで第1回が放送されたのが始まりです。番組開始当初はドタバタ喜劇の色合いが濃く、画風も現在のものとはかなり異なっていました。
アニメーションの原作である漫画『サザエさん』は、昭和21年に九州の『夕刊フクニチ』という新聞に連載されたのがはじまりです。昭和24年から昭和49年までの間、25年もの永きに渡り、東京の朝日新聞に連載されました。
登場人物がみんな海産物の名前になったのは、作者の長谷川町子先生が、仕事を依頼されてから、どんな内容にするか妹さんと一緒に毎日海岸を散歩しながら考えていたからという事です。
現在、日曜日の夕方6時よりテレビ西日本で放映中のアニメ『サザエさん』は、いつも暖かさと楽しさ、そして平和な家族の代表のように、誰からも愛され、親しまれています。
これからも、ほのぼのとしたアニメ『サザエさん』をお茶の間の皆さんに観ていただけるよう、サザエさん一家一同、張り切ってまいりますので、ご声援よろしくお願いいたします。
[人形師:亀田均]