" /> 2014年 新天町 – 流の紹介・山小屋マップ
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流の紹介・山小屋マップ NAGARE INFO & YAMAGOYA MAP

2014年 新天町

飾り山(表)

標題

朱槍一竿傾而候

(しゅそういっかんかぶいてそうろう)

時代小説好きなら海音寺潮五郎の『戦国風流武士』や、隆慶一郎の『一夢庵風流記』でおなじみの戦国時代の武将・前田慶次(慶次郎)。
合戦となれば名馬・松風にまたがり、朱色の大槍で敵方を屠る一方、和歌や茶の湯などもたしなみ、しかも豊臣秀吉も一目おいた傾きぶりであったという。「傾く(かぶく)」とは歌舞伎にも通じる言葉で「常軌を逸する」「異様な身なりをする」(『広辞苑』)の意味もある。前田家を出奔し、滞在した京では傾き者の代表的人物と伝えられ、逸話も多い。
慶次は直江兼続(なおえかねつぐ)を敬愛しており、兼続の配下として上杉景勝(うえすぎかけかつ)(会津)の最上義光(もがみよしあき)(出羽)攻め(長谷堂城の戦い)に参戦。そこへ関ヶ原合戦で西軍敗れるとの知らせ。上杉軍は退却を決断し、慶次が最も危険な殿(しんがり)軍を実質的に率いることになった。最上軍2万に対し上杉軍3千。激しく追撃する最上軍に対し、慶次は水野藤兵衛(とうべえ)ら「皆朱(かいしゅ)の槍」の4人などと敵陣に突っ込み、縦横無尽な働きで撤退軍の血路を開いた。
のち、上杉景勝は米沢に減点封された。慶次もその片田舎に住み、風雅な晩年を送ったといわれる。

[人形師:亀田均]

飾り山(見送り)

標題

サザエさん

(さざえさん)

アニメの原作であるマンガ『サザエさん』は、昭和21年に九州の『夕刊フクニチ』という新聞に連載されたのが始まりで、昭和44(1969)年10月5日、フジテレビで第1回が放送されてから、45年続いている日本で最も長く続く長寿アニメです。
この『サザエさん』、非常に福岡にゆかりのある作品であり、作者である長谷川町子先生が構想を練ったとされるのが百道浜であることから、西新と百道浜をつなぐ道は『サザエさん通り』と呼ばれております。
現在、日曜日の夕方6時30分よりテレビ西日本にて放送中のアニメ『サザエさん』は、家族の温かさ、楽しさを茶の間に届け続け、日曜日の夕方には欠かせない存在となっております。
そんなサザエさん一家が山で遊ぶ姿をデザインした今年の新天町飾り山笠を是非お楽しみください。
これからも、いい家族の代表とも言える『サザエさん』一家のほのぼのとしたアニメを、より多くの皆様に見ていただけるよう、サザエさん一家一同張り切ってまいりますので、ご声援宜しくお願い致します。

[人形師:亀田均]

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