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櫛田神社にて追い山笠の桟敷席券300枚の販売が行われました

今週末土曜日に山笠開幕を迎えた6月最終週が本日よりスタート。本日6月26日(月)は、朝9時より、7月15日の追い山笠、12日の追い山笠馴らしで現在清道で建設が続いている桟敷席に入るためのチケット「桟敷席券」の販売が行われ、追い山の桟敷席券300枚が30分で売り切れました。

今年の追い山は、土曜日と重なるという絶好の山笠見物のチャンス。桟敷席券の争奪戦も激しいと予想されていましたが、昨日25日(日)の午前8時半の段階ですでに17名程度の方が販売開始を待っているという状況。中には土曜日の夕方から待機しているという人もいたようで、熱い攻防戦がすでに週末から始まっていました。
しかし、25日夕方ごろから降り始めた雨はやむことなく、屋根が少ない販売待ちの人々の頭の上に降り注ぎ、雨は早朝になってようやく上がりました。

午前6時。少々疲れた空気感のある櫛田神社の社務所・櫛田会館前。人気のあ席、い席、お席は完売となっており、席数の多いう席・お席はまだまだ空いていました。

いろんな人に衝撃を与えたのが、追い山の桟敷席券が1000円の値上げで1枚7000円に。神社の方に訊くと、やはりここ近年の人件費や資材の物価高騰のため、やむなしの値上げとのこと。 神社側も苦心しての値上げですが、「町のお祭りですから」と神社の心意気で値上げ幅も少額に抑え、追い山ならしの桟敷券は近年通り3000円に据え置かれました。

午前8時になると両替が開始。追い山ならしの方では人気のあ席は券39枚に対し、39人並ぶことに。追い山ならしは一人2枚購入できるので、最悪20人程度しか買う事が出来ません。新たにやってきた人は決断を迫られて悩んでいる姿も。
8時45分になると席を詰めて空席を取り除いていく作業が入ります。これによって席は確定。長時間待った参加者から「いよいよだ!」という謎の緊張感が漂います。

しかし、ここに来てポツリポツリと降り始めた雨はポツポツに変わっていき、ここに来てやねのある場所に移動はできず、畳んでいた傘を急いでさす人も。

午前9時。販売開始のアナウンスと共に、券の販売が開始。次々と券が手渡され、あっという間に売り切れました。

追い山ならしの販売もちょっと遅れるも販売終了。雨にたたられながらも、今年の桟敷席の争奪戦は無事終了。桟敷席の券を手に入れて大急ぎで職場に向かう人の姿も見られました。

桟敷席券の販売が終わった櫛田神社では、神社の壁に奉賛雪洞が掛けられていき、いよいよ祭りの空気感が漂い始めました。

中洲流は午前9時より棒締めを行い、午前11時過ぎに試し舁きを行い、静かなお昼前の中洲の街に「オイサ!」の声を響かせました。

歌手の沢田研二さんが埼玉スーパーアリーナでコンサートを行い、その中で中洲流の当番法被を着て歌唱するシーンが話題となりました。

なぜ中洲流の当番法被?!と疑問に思った方が多かったようですが、ファンの方の解説によると、福岡に行きつけの居酒屋さん『Y』があり、その店の大将の博多山笠の役員をされてるGSファンのご兄弟から山笠の長法被をプレゼントされた・・・というエピソードがあるようです。

最後は、本日午前中に山笠タイムラインがざわついたニュース。命に別状はなく一安心ですが、参加者・関係者が怪我無く無事奉納ができることを祈願します。