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山笠の準備が進む中、開幕直前の山笠総会が新しい櫛田会館で行われました

山笠開幕まであと10日。博多・福岡の街は山笠の準備が大詰めを迎えつつあることもあって、慌ただしくなってきました。

九番山笠 天神一丁目は、昨日6月20日(月)より山小屋建築を開始。明けて21日(火)は山小屋の姿を一年ぶりに見せました。

天神一丁目は、今年スタッフTシャツを新調。中村弘峰人形師によるデザインで「天一」のロゴに下絵が入ったカッコいいTシャツで、気合が入っています。

十番山笠 渡辺通一丁目は、本日より山小屋の建築を開始。飾り付け解禁の26日までに間に合うよう急ピッチで作業が進められています。

十一番山笠 福岡ドームは、飾り山笠を建てるマークイズ福岡ももち内にて棒締めを行いました。

6月13日に文庫本が発売された矢野隆さんの小説「山よ奔れ」。江戸期に山笠に命を懸ける男たちの熱い思いがぶつかる物語です。天神の積文館書店さんでは、博多祇園山笠公式パンフレットともに並べられて、販売されていました。

そして、毎年恒例の無料の山笠パンフレットも本日より配布開始。博多駅や天神の観光案内書や、地下鉄の切符売り場の脇などで手に入れることができます。

櫛田神社の桟敷席は、い席とう席の間の骨組みが完成。次々と組み上がっていっています。

櫛田神社の前の土居通りでは、提灯をぶら下げるための電線&ソケット張りが行われていました。

そして今年はRKBの子供山笠教室が復活。告知の看板が立てかけられていました。

このように様々な場所で様々な準備が行われる中、本日6月20日(火)の午後3時より、山笠開幕前の最後の博多祇園山笠総会が行われ、落成したての新しい櫛田会館で初めて総会が行われました。

新しくなった櫛田会館は、1階が参拝者休憩所、2階が集会所となっています。参拝者休憩所には椅子が設けられ、授乳室も準備されています。壁には博多松囃子と博多祇園山笠の絵が飾られており、休憩している中でも博多の文化を感じることができる憩いの場となりました。

2階の集会所は、まだ畳の新しい香りがする大広間。つくりを見ると色の違う柱や気がちらほらと・・・。
これは建て直す前の櫛田会館の木材を使っており、「まだ使えるものは利用する」という実に現代の風潮にふさわしい考えの新しい建物となっています。今の技術では作ることがかなり難しい建材もあったようで、そういった建材もそのまま生かして新しい櫛田会館に組み込まれているそうです。

本日の総会の議題は、開幕を控えた山笠行事の各行事の取り決めの確認が行われました。
今年は櫛田神社前駅の開業、そして7月14日には世界水泳の開幕も重なっており、とても多くの人が博多に訪れると予想され、武田忠也振興会会長は「各流は安全に奉納してもらいたい」とコメントしました。

総会は20分ほどで無事終了。いよいよ山笠の準備は最後の大詰めに。そして一気に山笠開幕に向かいます。