山笠ニュース & レポート
土居流と西流が棒締めを行いました & 千代流子供山笠が3年ぶりに行われました
台風が過ぎ去り、灼熱の厚さが戻ってきた博多の町。気温が33度まで上がり、空には真夏の到来を思わせる雲が。
汗がにじみだすような暑さの中、六番山笠 西流と二番山笠 土居流が、それぞれの山小屋にて棒締めを行いました。
土居流の棒締めが終わるころ、本日午後より人形の飾り付けを行う中村弘峰人形師が、人形と共に到着。総務が中村弘峰人形師に「よか人形をありがとうな」と感謝の言葉を述べ、労をねぎらいました。
そして棒締めが終わると、棒締めのチェックを行う「試し舁き」です。総務が台上がりし、棒鼻を叩かれた山笠台は男達の声に乗って山小屋を飛び出します。
男達のオッショイの声が響く中、土居通りで入軒を行った山笠台は、無事山小屋へ。午後から飾り付けを行い、明日の御神入れで奉納物のとしての舁き山が完成します。
午後3時半からは千代流の子供山笠が行われました。午後3時に千代小学校の生徒達が山舁き姿でグラウンドに出て準備を開始。舁き山では子供達が台上がりして記念撮影を行っています。
舁き出し10分前になり、舁き山は大人たちの手により舁き出しの位置へ。記念撮影を行っていた最後の子供たちを特別に乗せての移動で、子供たちのテンションがあがります。
舁き山にたっぷり水をかけて、縄と棒を締め、舁き出しへの準備が整いました。
台上がりの子供が祝い目出度を歌い上げると、棒鼻を叩いた大人たちがさっとどくと「ヤー！」の声高らかに、3年ぶりの千代流子供山笠が舁き出しました。
千代流子供山笠は今年は二日間の開催。今日は一丁目と二丁目地区を舁き回ります。十日恵比須神社の横の狭い道を舁き山が水を浴びながら駆け抜けていきます。
前走りの子供達も、元気にオッショイの声を出して水を浴びながら走りまわり舁き山を呼びます。
付近の人達の温かい拍手と水を浴びながら、3年ぶりの子供山笠は元気よく町を舁き回りました。
明日は三丁目～五丁目地区を舁き回り、舁き山の山小屋にて親子対面式も行われる予定です。
