大雨が予想されてた6月10日(日)の博多でしたが、時折太陽が顔を出す蒸し暑い曇りの一日となりました。
博多祇園山笠の行事がいよいよ本格化。各流では山笠の神事が朝早くから執り行われました。
土居流は午前9時より棒洗いを行いました。午前9時前に櫛田神社浜宮に集まった当番町の上新川端町の男衆は、準備の後、記念撮影。和やかな雰囲気で棒洗いの時間を待ちます。
午前9時、棒洗いの神事が始まりました。
参加者、そして舁き棒と棒を洗う道具をお祓いした後、棒洗いが始まります。博多湾から組み上げた海水で舁き棒一年の汚れと埃を落とした後、全員で磨き上げ、最後に真水で海水を洗い落とします。洗い終わったら、棒鼻の金具部分を丁寧に磨き拭き上げました。
最後に玉串を納め、棒洗いの神事は無事終了。濡れた舁き棒から丁寧に水分をぬぐい取り、舁き棒をトラックへ。
洗い終わった棒を町内に持ち帰り、午前11時から小屋入りの神事を執り行いました。
千代流は午前10時より地鎮祭を行いました。まず午前10時より飾り山の地鎮祭を、午前11時より舁き山の地鎮祭を執り行いました。
櫛田神社の神職が参加者をお祓いを行い、祝詞が上げられます。
山小屋が建てられる四隅を祓い浄める「清め祓いの儀」が行われ、山小屋建設の無事安全と山笠無事遂行が祈願されます。
最後に玉串奉奠が行われ、まず飾り山の地鎮祭が無事終了。1時間後の午前11時より舁き山の地鎮祭が行われました。
大黒流は午前11時より小屋入りの神事を執り行いました。
祭壇の前には、山笠行事で使用する山笠台のパーツや舁き棒、水桶やねじねじなどの道具がきれいにそろえられ、小屋入り神事で清められます。
清め払いの儀では、山小屋の四隅を祓い清めた後、道具がそれぞれ祓い清められていきます。
最後に玉串奉奠を行い、大黒流の小屋入り神事は無事終了。祭壇に向かって拝礼を捧げた後、櫛田神社に向かって拝礼を行いました。