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石村萬盛堂が博多祇園山笠の縁起菓子「祇園饅頭」「大黒飴」の予約を始めました。

創業115周年を迎えた石村萬盛堂が、山笠の期間に販売している縁起菓子「祇園饅頭」「大黒飴」を今年も販売を行い、オンラインストアで予約を開始しました。7月1日の山笠開幕まであと10日を切っており、飾り山の準備が急ピッチで進んでいる博多の町。山笠の季節の風物詩でもある縁起菓子の発売が、さらに山笠気分を高揚させてくれています。

「饅頭発祥の地」でもある博多では、山笠の7月1日~15日だけの縁起菓子として、酒粕を使った祇園饅頭が作られてきました。祇園饅頭を作る菓子屋は今では松屋菓子舗、鈴懸、そして「石村萬盛堂」の3社のみとなっています。
石村萬盛堂の祇園饅頭は、ほんのりと酒粕の風味が香る生地で甘さ控えめのこし餡を包んだのが特徴。酒粕は、築150年もの歴史があり博多に残る唯⼀の造り酒屋「⽯蔵酒造」のものを使⽤しており、蒸した際にアルコールは⾶んでいますので子供達も楽しめる饅頭です。

饅頭には「櫛田神社の祇園宮の紋を食べない」ように焼印しておらず、紋は包装に。博多の文化を大事にする石村萬盛堂の心使いが込められています。

祇園饅頭は山笠が行われる7月1日から7月15日までの15日間のみしか販売しかされないお菓子ですが、現在6月30日(水)まで石村萬盛堂オンラインストアにて先行予約を受け付けています。通販は7月1日(木)から12日(月)まで受け付けており、遠方の方はぜひオンラインストアをご利用ください。

縁起菓⼦「大黒飴」(8個入1,000円(税込))は、⼭笠の大黒流に位置する石村萬盛堂がはじめた、この時期だけの人気の縁起菓⼦です。
飴の断面には大黒天と萬盛堂のふたつの絵柄が描かれれており、昔ながらの⽢さが⼝の中に広がります。

その美味しさもさることながら、人気なのは「運試し」。この大黒飴には、13個に1個だけ「博多人形の大黒様」が入っており、博多の夏の運試しとして楽しまれています。この大黒様の人形は、博多人形師 中村弘峰⽒が手掛けたもので、「墨大黒」「金大黒」の二種類が用意されていますが、全体の中でたった一つだけ『特別彩色大黒天』が入っており、箱を開けるのが楽しみな縁起菓子です。(※写真は2020年の大黒様)

パッケージには中村弘峰⽒が手掛ける令和三年櫛田神社飾り山笠見送り「神話稲羽之素菟」の神話が描かれており、木製の容器に収めて販売。「サスティナブル」なモノづくりを意識してプラスチック素材を極力排除した環境に配慮したパッケージとなっています。

「祇園饅頭」「大黒飴」は、山笠の時期だけの販売となります。インターネットでの注文も可能ですので、この時期だけしか味わえない石村萬盛堂の夏越の縁起菓子を、ぜひお召し上がりください。