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一足早い梅雨明けの空の下、全町お汐井取りが行われました

ぐずついた天気から一変した本日7月9日(月)、本日九州北部は梅雨明け宣言が出ました。

博多の町に早くもセミの声が聞かれるようになり、「山笠が終われば梅雨が明ける」という言葉を覆し「山笠本番前に梅雨が明けた」2018年の博多祇園山笠の本番ウィーク。本日9日は参加者全員が参加する全町お汐井取りの行事が行われました。

承天寺前には清道旗が立てられ、いよいよ山笠本番の雰囲気に。

今年の一番山笠を務める西流は午後5時に山小屋前を出発。お汐井取りのスタート地点である石堂橋に向かいます。

東流では、午後4時過ぎに行事の準備を知らせる「もーろーろー」が行われ、赤手拭いの男衆が各役員宅前で挨拶を行いました。

山笠ナビもゲスト参加した山笠勉強会イベントで司会を務めた、D&DEPERTMENT FUKUOKAのスタッフである森田さん(左手前)は今年山笠に初参加。人生初の締め込み&水法被姿に少々緊張の面持ちで手打ちの時間を待ちます。

午後5時過ぎ、全町による表敬の手打ちを行われ、お汐井取り出発に備えます。

夕方ながら強い日差しを感じながら、午後5時半前、石堂橋では先陣を切って向かう西流がお汐井取りの出発を待っています。

午後五時半、信号のタイミングに合わせ、2018年の全町お汐井取りが開始。「オッショイ」の声に合わせて、西流がお汐井道を通って筥崎浜へ向かいます。

西流が出発した後、石堂橋には各流が到着。5分毎に次々と筥崎浜へ向かいました。

筥崎浜は平日ながらたくさんのメディアやアマチュアカメラが、到着を待っています。

筥崎浜に到着した山笠参加者は、老いも若きも子供も大人も、海に向かって山笠の安全と無事奉納を祈願します。今日は満潮のため、砂浜が海に隠れてしまっており砂浜から直接取ることができなかったため、砂山からお清めの真砂をてぼや枡、ビニールに詰めて持ち帰りました。

しばしの休憩後、再び参加者は走って、今度は櫛田神社へ参拝に向かいます。西流は石堂橋を渡って博多部に入り、山小屋前を通り櫛田神社へ。

全行程約10kmを無事走り抜け、山笠のお膝元である櫛田神社こちらでも安全祈願を祈ります。

各流も次々と到着し、櫛田神社に参拝を行いました。

最後の七番山笠 中洲流が櫛田神社を出たのは午後8時20分。博多の町に夜遅くまで「オッショイ」の声が響きました。

足慣らしを行った参加者は、いよいよ明日10日、「静」の山笠が「動」の山笠に代わる「流舁き」を迎えます。