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恵比須流が山小屋地鎮祭を執り行いました

山笠準備期間である6月1日を5日後に控えた本日5月27日(日)、今年の三番山笠 恵比須流が山小屋地鎮祭を執り行いました。
恵比須流は旧暦の7月1日に当たる6月1日に注連下ろしを行うため、その前に山小屋の地鎮祭を行っています。

長法被の着用は6月1日からなので、5月下旬に行われる恵比須流の地鎮祭はスーツ正装での参加となります。数多く行われる博多祇園山笠の行事の中で唯一スーツ姿で行われる行事です。
本日の博多は晴天。心地よい風も吹くよい天候に恵まれた下での地鎮祭となります。午前7時過ぎから恵比須流の男衆が集まり、神棚の設置など準備に追われていました。

山小屋が建つ予定の場所には、テープで山小屋建設予定枠が示されています。

午前8時、地鎮祭が始まりました。
地鎮祭とは、山小屋が建つ土地の神を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る神事です。

静かな朝の町に、櫛田神社の神職の声が響き、修祓(お祓い)、祝詞奏上が行われます。

祝詞奏上の後、神職は山小屋が建つ場所の各四隅を祓って切幣(きりぬさ)を撒きます。四隅を祓い清めることで、山笠の無事安全を祈願します。

最後に山野総務、役員の方々が玉串奉奠を行い、地鎮祭は無事終了しました。
神事が終わると、今年最初の神事を無事終えたことで和んだ空気に。
総務のあいさつの後、参加者は振る舞われた祝いの乾物と御神酒を口にして、山笠無事奉納の祈願しました。

あと少しで6月。博多祇園山笠は準備期間に入ります。いよいよ博多の町に雪駄の音が響く季節がやってきます。