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『スター・ウォーズ』再来! 川端ぜんざい広場の飾り山の飾り付けが行われました

追い山が終わり3日後の本日7月18日(火)、上川端商店街にある川端ぜんざい広場の飾り山に、今年の上川端通の飾りを飾り付ける作業が行われました。

追い山終了後、山笠台から外された飾りが所狭しと並べられており、壁には舁き棒が再び戻されています。

人形師らと山大工らが朝8時前よりぜんざい広場に集まり、飾り付けの作業を開始しました。今年の八番山は矢切がフルリニューアルし形が変わりました。今回の飾り付けは従来の形の矢切であるため、飾り付けのイメージが変わることから人形師は思案を巡らせているようです。

まずは表の飾り付けから。人形に紐を掛け、矢切(飾り山の骨組み)に上った山大工らが1体ずつ引き上げていきます。

迫力のあったあの牛の後ろ側はこのようになっています。この牛は竹、木、紙で作られており、中は空洞になっていて、飾り付けを行う際は骨組みの木に跳ね木と呼ばれる長い木材の先に取り付けて、飾りつけます。

空洞とはいえ、その素材と大きさから結構重たいこれらの人形。ゆっくりと慎重に矢切にあげられていきます。

「もう少し櫛田側に」などという田中人形師の細かい指示にあわせ、牛が据えられます。大きな牛の目線は、実際に動いた時より大きな牛の目線は中央寄りに。15日までは清道廻りの進行方向に向けていた牛の目線を中央寄りにしたことで、迫力がぐぐっと増しました。ぜんざい広場に据える飾り山としてのイメージで飾りつけられました。

山笠台の下では館の修繕が行われており、人形がすべて上がり終えると今度は館が次々と矢切に上げられていきます。

見送りの方では、スター・ウォーズの飾りが飾りつけの時を待っていました。

田中人形師が「レイの顔の雰囲気を色で表現したかった」とコメントしていたように彩色にこだわったレイの顔。顔だけでなく目の彩色もとても細かく行われているのがわかります。

3段目に上がっていたお馴染みの人気キャラクターC-3POとR2-D2。間近で見るとすべて手作りというのがよく分かります。
飾り山の上にに上げてしまうと見えなくなってしまうC-3POの後頭部にもきちんと細工が施されており、人形師の細かい仕事ぶりが光ります。

BB-8の後ろには先ほどご紹介した跳ね木が付いていました。

カイロ・レンは山笠台の上に寝かせられておいてあり、飾りつけの時を待っています。

蒸し暑さを感じる気温の中、汗をにじませ次々と飾りつけ作業が進められていきました。

大きな人形や館などの取り付けは午前中で終わり、午後からは細かい飾りを飾っていく作業へ移ります。人形師がバランスを見ながら細かく指示を出していきます。

午後2時頃になってくるとあの勇壮な姿が次第に姿を現し始めました。川向うからもその姿を確認することができます。
本日で飾りつけは終わり、公開開始は今週末の川端ぜんざい広場のオープンとなる7月21日(金)から。毎週金・土・日にぜんざい広場はオープンしますので、再び姿を現した八番山の勇壮な姿をぜひ見にいらしてください。

大黒流の飾りがホテルオークラ福岡のロビーに飾られました

今年の山笠で博多の街を駆け巡った大黒流の舁き山の飾り「神威佛光契(じんいぶっこうのちぎり)」(人形師:西山陽一)が、追い山を終えた7月15日にホテルオークラ福岡に運び込まれ、早速ロビーに飾られ、ホテルを訪れた人の目を楽しませています。この豪奢な三面大黒天の姿は8月末まで展示されます。