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キャナルシティが小屋入り・棒締めを、博多小子供山笠が棒締め・試し舁きを行いました

キャナルシティ博多 棒洗い~小屋入り~棒締め(AM8:00~)

初夏の暑い日差しが照りつける一日となった6月18日(土)の博多。今年九番山笠を奉納するキャナルシティ博多が、小屋入りの神事を執り行いました。

午前8時より櫛田神社浜宮にて棒洗いの神事を行ったキャナルシティは、洗い浄めた棒を地下一階のサンプラサステージに運び、午前9時より小屋入りの神事を行いました。

修祓、祝詞奏上が行われ、浄め祓いの儀に於いて舁き棒や山笠台を作る道具を祓い清めた後、飾り山を立てるサンプラサステージの四隅を祓い清めます。

最後に玉串奉奠を行い、山笠の無事奉納を祈願しました。

小屋入りの神事の後、棒締めの行事に入ります。時間は午前10時。棒締めの横でクラシックに合わせて今日最初の噴水ショーがスタート。キャナルシティに遊びに来た人や観光客は、興味深そうに棒締めの様子を写真に収めていました。

博多小 子供山笠 縄ない~棒締め~試し舁き(PM1:00~)

山笠が行われる博多部の小学校となる博多小学校の子供山笠が、7月1日の本番に向けて棒締めを行いました。
今日は午後1時より舁き縄作り(縄ない)が行われ、PTAやはっぱの会の大人たちの指導で、舁き縄が作られました。

小学5年生、6年生の男児が、交代で山笠台に舁き棒を縄で締めていきます。子供が舁く山笠とはいえ、大きさは大人の2/3、重さは大人の山笠の半分となる約500キロもあります。大人の山笠と同じように釘一本も使わず、舁き棒が山笠台に締め上げられていきます。
「棒締めたー!」という子供の掛け声とともに縄が締め上げられ、参加している児童の「棒~締めた~棒~締めた~」という棒締めの言葉の合唱の中、縄を木槌で縄を叩いて空気を抜ききっちり棒を締めあげていく音が響き渡ります。子供たちは交代しながら棒締めを体験し、山笠を学習します。

棒締めが終わると、山笠台は校庭に据えられ、勢水が山笠台にたっぷり掛けられます。いよいよ、試し舁きが行われます。

棒についた子供たちの表情は真剣そのもの。「気合入れていくぞ!」の声が上がり、試し舁きがスタート!

女の子たちの勢水を浴びながら、出来上がったばかりの山笠台は校庭をぐるりと一周。歓声の中、ゴール地点へ。

試し舁きを終えた後は、子供山笠世話人の川原さんと共に手一本を入れて、無事終了しました。

今年は博多小は20周年を迎える節目の記念の年。「思い出になるような子供山笠にしてほしい」と挨拶をもらった後、今年の標題が発表されました。今年の表題は「博心継支礎(はくしんけいしのいしづえ)」。博多の心を、上級生が継ぎ、下級生が支え、20周年を迎えたこれからも基礎とする、という博多の心を継いでいく思いが込められています。
今年の博多小子供山笠は7月1日(土)と2日(日)に行われる予定です。